こんにちは!
今日は、カピトリヌスの三神について紹介したいと思います!
カピトリヌスの三神とは、ローマ市のカピトーリウムの丘上のユピテル・オプティムス・マキシムス、ユーノー、ミネルウァ神殿(ユピテル神殿)に祀られた三柱一組の国家神です。
カピトリヌスの三神に選ばれたのは、
ユノ
ミネルワ
の3つです。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
ユピテルとは、ギリシア神話のゼウスと同一視された古代ローマの最高神。
語源的にもこの両神の名は、インドのディアウス等とも一致し、インド=ヨーロッパ語族に共通する天空神の名を継承したものである。
ゼウス同様、雷を武器にし、高天から無量の魔術を行使しつつ世界を支配し、秩序と正義を維持する主権神で、マルス及びクイリヌスと共に、フラメンと呼ばれる特別の神官を有し、元来はこの3神が、ローマ神界において三大主神格の地位を占めていたと思われる。
3人の大フラメンたちの中でも、ユピテルの祭司だったフラメン・ディアリスは当然最も地位が高く、祭司団の中で、王の地位を継承したレックスに次ぐ位にあるとされ、日常生活でも妻のフラミニカと共に、様々なタブーに服さなければならなかった。
エトルリア人の王たちにより、カピトリヌスの丘上に「至善至大なユピテル」(ユピテル・オプティムス・マクシムス)の神殿が建設されてからは、ユノ及びミネルワと合祀されたカピトリヌスのユピテルが、ローマの最高神と見做され、帝政期にはその崇拝が帝国の版図に入れられた各属州、植民・自治都市に移植された。
ユノ
ユノとは、ギリシア神話のヘラと同一視された古代イタリアの女神。
出産や結婚、破瓜等、結婚生活における女性の守護女神であり、月女神的性格も持っていたが、ラウィニウムでは、母神であると同時に、女王でもまた戦士でもある多機能的大女神であると見做されていた。
ローマでは、カピトリヌス丘上のユピテル神殿にミネルワと共に合祀され、最高神の配偶者として厚い崇敬を受けたが、ヘラとの同一視の結果、トロイを敵視し、アイネイアスを介しトロイの伝統を継承するローマに対しても遺恨を持ち続けて、エトルリア人やカルタゴ等、その敵に援助を与える傾向のある女神として恐れられることもあった。
ミネルワ
ミネルワとは、ギリシア神話のアテナと同一視された古代ローマの女神。
エトルリア人の王たちがローマを支配した時代に、カピトリヌス丘上に建設された「至大至善なるユピテル」の神殿に、ユピテル及びユノと共に合祀されたことから、三大守護神格の1つと見做されるようになった。
元はエトルリア起源の、技術と職人たちの守護女神であったと思われ、学校と教育も管掌すると信じられた。
如何でしたか?
古代イタリアとギリシア神話で同じ役割なのに、異なった神がいるのですね。
ゼウスやヘラ、アテナは知っていましたが、古代イタリアの神は知りませんでした。
最後までお読み頂き有難う御座いました!