いつか役に立つかもしれないムダ知識

生きていく上では必要ではない雑学や知識を投稿していきます。クイズなどにも役立つかもしれません。

三貴子って何?

 

 

 

こんにちは!

 

 

今日は、三貴子について紹介したいと思います!

三貴子とは、『古事記』で黄泉の国から帰って来た伊邪那岐命が禊(水浴)で黄泉の汚れを落とした時に最後に生まれ落ちた三柱の神々のことです。

 

三貴子に選ばれたのは、

天照大神(あまてらすおおみかみ)

月読命(つくよみのみこと)

素戔嗚尊(すさのおのみこと)

の3つです。

 

それぞれ簡単に紹介したいと思います!

 

 

天照大神

 

 

f:id:mudachishiki4510:20210904112341j:image

 

 

天照大神とは、伊勢神宮(内宮)の祭神。

神体は八咫鏡

皇祖神である。

天空を照らす偉大なる神という意から、太陽神ともされている。

この神は、伊弉諾尊が筑紫のアワギ原で禊祓をした時、その左目から生まれた。

伊弉諾伊弉冉二神の子と言う。

その後、素戔嗚尊と誓約をし、勝った素戔嗚尊が、神衣を織っている神聖な機屋の棟から逆剥ぎにした馬を投げ入れる等の暴行をした為に、恐れて天岩戸に籠ってしまった。

国中が暗闇になったが、天鈿女命の踊りにより出てくる。

その後、瓊瓊杵尊に地上の国を統治するようにとの命令を下し、自分の魂の代わりとして鏡を授け、高天原から降ろした(『古事記』)。

この鏡は天皇と共にあったが、崇神天皇の代に畏れ多いというので分離し、笠縫邑に移し、豊鍬入姫命として祀らせた。

さらに、垂仁天皇の代になって倭姫命に交代したが、この姫は大神の鎮まる所を求めて莵田、近江、美濃を回り、伊勢に至ったところ、大神がこの地をいたく気に入ったので、五十鈴川の上流に神殿を建てた。

これが伊勢神宮である(『日本書紀』)。

天照大神は太陽神であるが、そこには自然としての太陽、太陽神を祀る巫女、皇祖神、の3つの像が見られる。

月読命と共に伊弉諾尊の左右の目から生まれたとするところには、自然としての太陽の像が見られ、神衣を織っていたとか、別名を大日孁貴(『日本書紀』)と言われているところには太陽神に仕える巫女の姿があり、瓊瓊杵尊に降臨を命じ鏡を授けている話には、皇祖神としての性格が色濃く現れている。

それにしても、皇祖神ならば大和にあれば良いのに、なぜ伊勢に移したのか。

実は、天照大神の原像は伊勢地方の海部が祀る太陽神であって、この地方神としての太陽神を皇室が取り込み、そこから巨大神に成長して神々の頂点に立つようになったのが天照大神とも言われる。

それを説明したのが伊勢移動の物語である。 なお天照大神は女性神だが、男性神という説もある。

 

 

 

 

 

月読命

 

 

f:id:mudachishiki4510:20210904112401p:image

 

 

月読命とは、月神

男神

記紀神話で、日神天照大神素戔嗚尊と共に貴い神として出現するが、神話での活躍は極めて少ない。

日本書紀』の一伝で、食物神に食を乞うたところ、食物神がそれを口から出して饗した為に怒ってこれを殺害する神として登場するのみである。

月神は日神の尊厳の前で、記紀神話への展開を阻まれたのであろう。

しかし、記紀神話とは別に「顕宗紀」には壹伎国の月神山城国葛野郡への遷祀があり、神仙思想の影響による変若水(若返りの水)を歌う万葉集歌等もある。

また、月読の「ヨミ」は数える意で、月神信仰の基盤に、暦渡来以前の月ヨミの技能集団の移住を考える説もある。

月神の祭祀や民間信仰は、これらの外来文化や思想の影響を受容して、記紀神話とは別に成長を遂げたのであろう。

 

 

 

 

 

素戔嗚尊

 

 

f:id:mudachishiki4510:20210904112422j:image

 

 

素戔嗚尊とは、伊弉諾伊弉冉尊二神の子として(日本書紀)、また伊弉諾尊の禊の時(古事記)等に日月神と共に出現した、記紀神話の重要な神。

出雲系神話の始祖でもある。

父から定められた支配地を治めず、母の国の根国を慕って泣いた為、災いを起こして父に追放される。

尊はその暇乞いの為に高天原の姉、天照大神に会いに行くが、大神はその粗暴な行動に支配地を奪われるのかと疑いを持ち、武装して迎える。

尊は心の清明を証すために誓約をし、これによって心の清明を証しうるが、勝利に奢って天津罪と呼ばれる様々な乱行を重ね、遂に天照大神は天岩戸に隠れ、全世界が暗黒となる。

この罪により尊は神々に追放され、根国に赴くが、途中の出雲国では八岐大蛇を退治し、根国の支配者となる。

その後は大国主命を迎えてこれに試練を課し、最後には娘を与え、更に聖器を授けて大国主命葦原中国の統治者となることを命じる。

このように、この神は高天原を舞台とする時と、出雲或いは根国を舞台とする時とでは全く相反する二面を示している。

出生の状況も、日月二神が左右の目より出現するのに対して、鼻より出現するなど異様であり、この神は元来、高天原の天神的存在では無く、記紀神話の構想によって天照大神に対抗する罪人の権化、かつ大神の弟という存在に仕立てられたことが分かる。

その不服従や乱行により高天原での神話を展開すると共に、追放者、弟としての位置付けは、素戔嗚尊を始祖とする『古事記』の国神の大系譜を天照大神の下位に位置付け、更に天孫の国土支配権を保証したのである。

この神の本質は根国にあって、そこから去来するところに求められる。

また、その神名は地名須佐と関連を持つと共に、更に「すさ」は、根源には新羅の巫覡王・次次雄に淵源を持つものであろう。

この神には新羅への天降り等、朝鮮関係の記事が多い。

その信仰は、韓海人を含む紀伊水軍によって朝鮮より運ばれ、渡来文化と結び付く蕃神的色彩を残しつつ、次第に複雑な祖霊的神格として紀伊より出雲に展開したと推定される。

 

 

 

 

 

如何でしたか?

 

1度は聞いたことのある神の名前ですね。

それぞれの神にも良い面、悪い面様々あり、神も人間に近い性質なのかなと思いました。

 

 

最後までお読み頂き有難う御座いました!