いつか役に立つかもしれないムダ知識

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造化三神って何?

 

 

 

こんにちは!

 

 

今日は、造化三神について紹介したいと思います!

 

造化三神に選ばれたのは、

天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)

高皇産霊尊(たかみむすひのみこと)

神皇産霊尊(かみむすひのみこと)

の3つです。

 

それぞれ簡単に紹介したいと思います!

 

 

天之御中主神

 

 

天之御中主神とは、『古事記』の冒頭、天地のはじめの時、高天原で最初に出現した神。

天の中央に存在して支配する神の意。

天照大御神出現以前の高天原の至高神として『古事記』の神体系の頂点に位置する。

日本書紀』では天御中主尊と表記され、6異伝のうちの1つの別伝として記されるのみ。

他にも『風土記』『続日本紀』『古語拾遺』や、『新唐書東夷伝・日本、『宋史』外国伝・日本国等の中国の文献にもその神名は記載されるが、いずれもこの神の神話、伝承を伝えず、祭祀、信仰の痕跡が見られない。

信仰によってでは無く、思弁によって生まれた神であろう。

この神の成立には、中国における天中央に居す至高神ー北極星の神格が関与したものと考えられる。

北極星の神格は、天皇大帝とも称呼されており、この名が日本の天皇号の起こりとなったことは早くから指摘されている。

この天皇大帝の神格が、天之御中主神の成立には深く関わっていよう。

 

 

 

 

 

高皇産霊尊

 

 

高皇産霊尊とは、日本神話の神。

古事記』では高御産巣日神と記し、また高木神という別名も用いる。

神名の「むす」は植物の生成繁茂する力を表す所から、元来は植物の生成力を神格化したものと思われる。

「むすび」と読むことがあるのは、時代が下って語尾が濁るようになったもの。

古事記』では天之御中主神神産巣日神と合わせ造化三神(物事の出来始めを司る3柱の神)として冒頭に記される。

この神は日本の神話の中で、天上世界の枢要な神として重要な位置を占めており、血統としても瓊瓊杵尊の外祖父に当たる。

ところで、今日の世間一般では、皇祖神(天皇家の祖先神)を天照大神とする観念が流布しているが、記紀の伝承群を精査すると本来の皇祖神はこのタカミムスヒであり、アマテラスがそこに位置付けられてくるのは、比較的記紀成立に近い時期と思われる。

というのも、例えば『日本書紀』の本文では、地上世界の平定から天孫降臨に至るまで、アマテラスは系譜的な記事に名を記される以外、全く姿を見せず、天上世界はタカミムスヒの主宰する所となっている。

一方で一書(別伝)の1つには、本文とは逆にアマテラスのみが描かれ、タカミムスヒが全く登場しないものがある。

また『古事記』では、ほぼ両神が並び立って指令するのを常としている。

そしてこれらのうち、タカミムスヒを中心とする伝承の方が、より古いタイプと認められている。

その他、宮中の祭祀のあり方等、様々な徴証から、天皇家の本来的に持ち伝えていた祖先伝承では、タカミムスヒが祖先神とされていたことが推測される。

なお別名の高木神は文字通り巨木を意味し、その名の用いられた話からすると雷を使役する神。

巨木であること自体、植物の生成力の大いに発揮された結果であり、雷にも穀物を生育させる力があることから、植物の生成力を神格化した「むすひ」の神と習合したものと思われる。

 

 

 

 

 

神皇産霊尊

 

 

神皇産霊尊とは、日本神話の神。

古事記』では神産巣日神と記し、また神産巣日御祖命とも言う。

出雲国風土記』にも名が見え、神魂命と記す。

神名の「むす」は植物の生成繁茂する力を表している。

従って元来は植物の生成力を神格化したものと思われ、神話としては、この神が大気津比売神という女神の死体に生じた穀類を取ってきて蒔き育てる種としたとする伝承(『古事記』)に、この神名の表す本来の姿が良く示されている。

古事記』では天之御中主神高御産巣日神と合わせ、造化三神(物事の出来始めを司る3柱の神)として冒頭に記される。

高天原に深い関わりを持つ高御産巣日神に対置される神であり、出雲を中心とした神話世界の守護神的存在。

はじめ出雲地方に発した神で、中央神話の形成過程において、出雲が地上世界の中核としてクローズアップされるのに連れて、取り込まれたものであろう。

ただし『日本書紀』では『古事記』のような明確な位置付けや、重要な役割を与えられておらず、それどころか僅か一書の中に2度その名を記すのみで、活躍の場を全く持たない。

この違いは『古事記』と『日本書紀』の編纂方針の違いに起因するとすべきであろう。

 

 

 

 

 

如何でしたか?

 

日本にも様々な神がいて、覚えるのが大変になりますね。

神道というのも、勉強すると面白いかもしれないですね。

 

 

最後までお読み頂き有難う御座いました!