こんにちは!
今日は、三代集について紹介したいと思います!
三代集に選ばれたのは、
古今和歌集(こきんわかしゅう)
拾遺和歌集(しゅういわかしゅう)
の3つです。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
20巻。
歌数1095首余り。
醍醐天皇の命により、紀友則、紀貫之、凡河内躬恒、壬生忠岑が撰集にあたった。
成立年について、延喜5年(905年)に一応完成して奏上したとする説、その年に勅命を受け、延喜13~14年(1003〜1004年)頃完成とする説に分かれる。
春 (上、下) 、夏、秋(上、下)、冬、賀、離別、羇旅、物名、恋(1~5)、哀傷、雑(上、下)、雑体、雅に部立されている。
仮名、真名(漢文)の序が付せられ、その内容は歌論史的にも大きな意義がある。
歌は時期的に、詠み人知らず、六歌仙、撰者の時代に区分され、撰者の歌が最も多く、他に素性法師、在原業平、伊勢、小野小町、遍昭等も多い。
『古今集』は和歌を宮廷文学として確立し、その体系、表現、美意識は、以後の文学史の展開に大きな影響を与えた。
20巻。
歌数1400首余り。
村上天皇の宣旨により、天暦5年(951年)、和歌所が梨壺に置かれ、藤原伊尹が長官となり、清原元輔、紀時文、大中臣能宣、源順、坂上望城の5人が、『万葉集』の訓釈にあたる一方で撰集にあたった。
天暦9年(955年)~天徳2年(958年)の間に一応完成したとする説が有力。
『古今和歌集』と比較すると未整備と見える点も少なくないので、未定稿説も多い。
春(上、中、下)夏、秋 (上、中、下) 、冬、恋(1~6)、雑(1~4)、離別羇旅、慶賀哀傷に部立。
序は無い。
撰者の歌は1首もなく、紀貫之、伊勢、凡河内躬恒ら『古今集』の歌人の歌、藤原時平、藤原師輔、藤原実頼ら権門の歌、伊勢大輔ら女流の歌が多く、全体として恋歌や私的な歌が目立つ。
20巻。
約1300首。
撰者や成立の事情は明確でない。
退位後の花山法皇の発意により、藤原公任の私撰集『拾遺抄』を基にして、側近の歌人と共に増補を重ねて完成したものらしい。
成立は寛弘3年(1006年)前後か。
平安時代には『拾遺抄』の方が寧ろ勅撰集として考えられていた形跡がある。
伝本は流布本系の他に複雑な成立事情を反映した異本系統のものがいくつかある。
春、夏、秋、冬、賀、別、物名、雑(上、下)、神楽歌、恋(1~5)、雑春、雑秋、雑賀、雑恋、哀傷と類別され、四季、賀、恋の分化等、『拾遺抄』の影響が大きい。
『古今集』『後撰集』時代の歌人を重視する一方で『万葉集』の歌にも関心を寄せ、紀貫之の歌とともに柿本人麻呂の作と称する歌を数多く取っている点に特色がある。
歌風は古今調を完成させた優美で平淡な傾向を示している。
如何でしたか?
八代集の最初の3作品ですね。
古典や日本史で覚えた方も多いのでは無いでしょうか?
順番も覚えるとなると大変かもしれないですね。
最後までお読み頂き有難う御座いました!