こんにちは!
今日は、世界三大空想的社会主義者について紹介したいと思います!
空想的社会主義とは、マルクスの学説を科学的であろうとする立場から、オウエン、サン=シモン、フーリエらの社会主義理論にエンゲルスがあてはめた名称のことです。
上にも、既に空想的社会主義者の3人の名前が出ているので、分かるかと思いますが、世界三大空想的社会主義者に選ばれたのは、
アンリ・ド・サン=シモン
ロバート・オウエン
の3人です。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
アンリ・ド・サン=シモン
アンリ・ド・サン=シモンとは、フランスのユートピア社会主義者。
『回想録』の著者サン=シモン公の甥の子。
アメリカ独立戦争に参加し,恐怖政治期はリュクサンブール宮殿に監禁されたが、1793年釈放。
1803年『一ジュネーブ住民の書簡』 Lettres d'un habitant de Genève à ses contemporainsをスタール夫人に献じ求婚したが失敗、日夜を分たぬ浪費で、やがて貧困の境涯に転落した。
23年自殺を企て、『新キリスト教論』 Nouveau Christianisme (1825) の執筆を最後に失意のうちに没した。
サン=シモンの歴史観は社会進化の要因を、観念または思想の変化に求める精神史観と、経済に求める経済史観の二元論から成り、フランスの歴史を非産業階級に対する生産的、産業的階級の対立の歴史とみなし、産業階級を社会第1階級とする理想社会 (産業制社会) の成立を強調し、当時の産業革命の進行と工業化社会の将来を予測した。
その思想は弟子の B.アンファンタン、M.シュバリエらによってサン=シモン主義として伝えられ、特に第二帝政の資本家や銀行家の理論的支柱となった。
主著『産業体制論』 Système industriel (20~22) 。
仲買人をしながら新聞、雑誌などによって独学。
1808年主著『四運動の理論』 Théorie des quatre mouvements et des destinées généralesを著わし理想社会を描いた。
徹底した社会批評家として初期マルクス主義者に影響を与え、二月革命期のフランスなどでその理論の実現が企てられた。
社会が個人を規制するのではなく、個人が満たされる社会を構想した独特の社会主義のなかに、社会保障、分業、女性解放、疎外など 20世紀社会の重要問題の先駆的洞察がみられる。
ロバート・オウエン
ロバート・オウエンとは、イギリスの社会改革運動家。
協同組合運動の創始者。
産業革命期にマンチェスターの紡績工場支配人として成功し、スコットランドのニューラナークに労働者の福祉を目指した大工場を経営した。
ほかにも、空想的社会主義の提唱者として社会や教育の改革事業に先鞭をつけた。
環境が人間を規定するという立場に立って産業革命のもとでの資本主義社会の反自然的状態を批判し、共産主義的な共同体を想定し、それを実現しようとした。
主著『新社会観』A New View of Society(1813)、『ラナーク州への報告』The Report to the County of Lanark(1820)。
如何でしたか?
世界史を勉強した方は、聞いたことがあるのではないでしょうか?
今のご時世、民主主義について、1度見直す機会かもしれないですね。
最後までお読み頂き有難う御座いました!