こんにちは!
今日は、日本三大毒草について紹介したいと思います。
日本三大毒草に選ばれたのは、
トリカブト(鳥兜)
ドクウツギ(毒空木)
ドクゼリ(毒芹)
の3つです。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
トリカブト(鳥兜)
中国原産でハナトリカブトとも呼ばれ,観賞用に日本各地で栽培されている。
塊根は倒卵形で地中に真っ直ぐに伸び、茎は円柱形で直立し 1m程になる。
厚く光沢のある葉が互生し、掌状に深裂し裂片には荒い鋸歯がある。
8~9月に、茎の上部や上方の葉腋に総状花序をなして多数の紫色花を付ける。
花柄には開出した毛が多い。
萼片は5枚で花弁状をなし、花弁は2枚で萼片の中に閉ざされ蜜腺状になる。
雄蕊多数、雌蕊3~5本で花後に袋果となる。
種子は楕円形で多数のひだがある。
この類の植物は一般に有毒植物で特に根に猛毒がある。
塊根は烏頭または附子と呼ばれ、昔アイヌが熊狩の際に毒矢として用いたのは有名である。
日本にはヤマトリカブト(山鳥兜)等の近縁種が多数自生している。
ドクウツギ(毒空木)
ドクウツギ(毒空木)とは、ドクウツギ科の落葉小低木で、イチロベゴロシとも言う。
近畿地方以東の本州及び北海道に分布し、河岸や林縁など日当りの良い荒れた場所に良く生える。
高さ 2m程で全体に毛は無く、枝はやや太めで稜があり、断面は四角形をなす。
柄のない葉が2列に対生する為、一見羽状複葉に見える。
葉は先の尖った狭卵形で、長さ6~8cmあり、3本の葉脈が目立つ。
春に、葉の出る前に総状花序をなして黄緑色の小花を多数付ける。
雌雄異花で、雌花序と雄花序とが同じところから出る。
雌花の花弁は紅色で5枚あり、花時には小型であるが、後に著しく大きさを増して多肉質となり果実を包む。
果実は球形で熟すると紫黒色になる。
果汁は甘いが猛毒成分がある為、誤って食べると死ぬ。
茎や葉も有毒。
1属1科の植物であるが、同属の種類は南アメリカやニュージーランド等に数種あり,やはり有毒なものが多い。
ドクゼリ(毒芹)
ドクゼリ(毒芹)とは、セリ科の大型の多年草。
北半球の旧大陸の温帯から暖帯に広く分布し、日本でも北海道や本州の中部、北部の水湿地に自生する。
地下茎は太く節間が縮まって筍状になり、緑色で中空である。
茎は高さ 1mに達し中空で分枝する。
葉は羽状複葉で長い葉柄があり、平滑で毛は無い。
葉柄の基部は鞘となり茎を抱く。
夏に、茎の先端及び葉腋に複散形花序をなして多数の白色の小花を付ける。
各花序に 10数個の花が付く。
花弁は5枚で雄蕊5本、雌蕊1本があり、果実は球形で直径 2.5mm程になる。
植物体全体に猛毒があり、誤って食べると中枢神経がおかされ痙攣を起して死を招く。
地下茎が変った形をしているので延命竹または万年竹として観賞用にされるが猛毒なので注意を要する。
如何でしたか?
こういう草が普通に生えているので、間違って食べないように気を付けないといけないですね。
最後までお読み頂き有難う御座いました!