こんにちは!
今日は、世界四大作物について紹介したいと思います!
世界四大作物に選ばれたのは、
小麦
米
トウモロコシ
ジャガイモ
の4つです。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
小麦
小麦とは、イネ科の一年草または越年草。
イネとともに世界的に最も重要な穀物の1つで、栽培の歴史も古い。
小アジア地方原産と考えられ、ノハラフタツブコムギT. dicoccoides とタルホコムギ Aegilops squarrosa との交雑により生じたと考えられている。
穎果を精白し、味噌や醤油の原料に用い、また押麦にして米飯に混ぜることもあるが、大部分は製粉してパンや麺類をつくる。
コムギ属には 10種以上あるが、最も広く栽培されるのがコムギで、品種も多く、アメリカ合衆国、ロシアをはじめ、カナダ、フランス、アルゼンチン、中国などでそれぞれの品種が栽培されている。
またマカロニコムギ T. durum は果の形が長くグルテンに富み、マカロニやスパゲティ製造に適していて、地中海や黒海地方でつくられている。
米
米とは、イネの種実。
籾殻を除いただけの玄米と、さらに糠(ぬか)を除いた白米とに大別される。
またイネの種類から、おもに日本、エジプト、アメリカ合衆国などで生産される短粒で丸みを帯びた日本型米(ジャポニカ米)と、おもにミャンマー、タイなどインドシナ半島で生産される長粒で粘りが少ないインド型米(インディカ米)がある。
生育上の水分要求度の観点から区別すると水稲と陸稲(おかぼ)とがあり、日本国内の生産においては水稲が 9割を占めている。
またデンプン成分の違いから、粳米(うるちまい)ともち米がある。
実質的には東アジアおよび南東アジア全域を中心に、世界人口の約半数が主食を米に依存し、世界の米の 95%までが人間の食用となる。
米文化の起源は諸説あるが、前7000~前5000年頃の中国ですでに稲作が行われていたとみられる。
その後徐々に東西へ広まり、中世には南ヨーロッパに紹介されるにいたったとされる。
日本へは前3~前1世紀頃に、中国から朝鮮を経て日本型イネが伝えられたようである。
おもに熱帯、亜熱帯、または温和な地域の沿岸平野部や干満のあるデルタ地、または川の流域で栽培される。
イネは変異性に富み、世界に広く分布しているので、栽培方法や栽培時期はさまざまである。
水稲は一般に苗床に種がまかれ、25~50日たったところで水田に移植される。
水流のある 5~10cmの水につかり、成長するまでその状態を保つことが必要となる。
収穫された種実は、籾殻に覆われている。
通常は脱穀して籾殻と糠を除き、つや出しのため仕上げにグルコースとタルク(滑石)をかぶせることもある。
籾殻だけを除いた玄米は約 8%の蛋白質と若干の脂肪を含み、ビタミンB1、ビタミンB2、ニコチン酸、鉄分、カルシウムの源になる。
精米過程で糠まで除去された白米は栄養価が大幅に低下するため、白米に頼りすぎる食生活は、ビタミンB1と無機物の不足から起こる病気である脚気の原因ともなる。
白米の栄養的欠陥を補うための米製品には、鉄分とビタミンB1、ビタミンB2などを添加した強化米のほか、保存性や即席性を高めたα米などがある。
調理法は、東洋および中東では主食として粒のまま炊いて食べるが、そのほかにもスープ類に入れたり副食にしたりと、さまざまである。
また醸造蒸留され、酒や酢にも加工される。
精米過程の副産物である粉状の糠と、つや出し過程で出るデンプンは家畜の飼料になり、糠からとれるぬか油は食用にも工業用にも利用される。
籾殻は燃料や填材、工業研磨剤、肥料原料、化学工業の合成樹脂製造用のフルフラールなどになる。
わらは飼料や家畜の敷きわら、マット、衣類などに利用される。
1960年代、いわゆる緑の革命が起こり、世界を飢餓の脅威から救うべく先進国が科学力を出し合い、多数の農作物の改良種・変形種が生み出された。
高収品種の短稈イネ IR8は、短く丈夫な茎をもち倒れにくいのが特徴であったが、洪水や病害虫に弱く、農薬や肥料を必要とするうえ、食味が悪いなどもろもろの要素が相まって、期待されたほどの成果は得られなかった。
米の主要生産国としては、中国、インド、インドネシア、バングラデシュ、ベトナム、タイ、ミャンマー、日本、フィリピン、ブラジル、大韓民国(韓国)、アメリカ、パキスタンがあげられる。
トウモロコシ
トウモロコシとは、イネ科の大型の一年草。
アメリカ大陸の熱帯の原産といわれるが、正確にはわかっていない。
現在では全世界の熱帯から温帯にかけて広く栽培されている重要な穀物および飼料の1つである。
茎は単一で直立し、中実、円柱形で節があり、高さ2~3mに達する。
多数の太いひげ根を生じ、大型の披針形の葉が互生する。
葉の表面に毛があり、葉身下部は鞘となり茎を包む。
夏に大型の円錐花序をなして多数の花をつける。
雌雄異花でいずれも無花被。
雌花穂は茎の上部の葉腋に生じ、花柱はひげ状で長く花穂の先から垂れ下がる。
雄花穂は茎の頂部に生じる。
果実は穎果で大きさ、形、色など変化が多く、多数の優良品種がつくられている。
デント、フリント、フローア、スウィート、ポップの5種が北半球での代表的な品種である。
日本には明治の中期以後アメリカから輸入された品種が多く、北海道や長野県などの高冷地と阿蘇山周辺などで盛んに栽培されている。
地方によりトウキビ、ナンバン、コウライキビなどの呼び名がある。
ジャガイモ
ジャガイモとは、ナス科の多年草。
トウモロコシとともに長い間インカ文明を支える主要な食糧であった。
コロンブス以後スペイン人によってヨーロッパに紹介され、今日では世界各地で栽培されている。
茎は高さ 70cmくらい、緑色でやわらかく特有の匂いがある。
地下に多数の地下茎を伸ばし、その先がしだいに肥大して芋(塊茎)となる。
塊茎の大きさ、形、色などは品種によりさまざまである。
葉は羽状複葉で互生する。
出芽から 1ヵ月を過ぎる頃、白色または淡紫色の花を開く。
花冠は径 2~3cmの合弁で、星形に浅く 5裂する。
日本には 16世紀の終わり頃、オランダ船がジャワのジャガタラ(今日のジャカルタ)からもたらした。
そのためジャガタライモまたはジャガイモという呼び名がついた。
明治年間になって外国から優良品種が導入されて以来、栽培が盛んになって全国的に普及した。
おもな産地は北海道で、東北地方がこれに次ぐ。
日本で栽培される代表的な品種は男爵、メークインである。
如何でしたか?
世界三大穀物にジャガイモが加わったようですね。
作物は、人間が生きる上で必要不可欠なものなので、最新の技術を用いて、大切に育てる必要があると思います。
最後までお読み頂き有難う御座いました!