こんにちは!
今日は、世界四大街路樹について紹介したいと思います!
世界四大街路樹に選ばれたのは、
ニレ
ボダイジュ
の4つです。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
スズカケノキとも総称される。
小アジア西南部の原産。
高さ 30mに達する。
葉がよく茂り、また大気汚染にも強いので街路樹や庭園樹としてよく植えられる。
樹皮が大きく斑点状にはげ、樹肌はなめらかで新しいものは緑色、古くなると肉色になる。
葉は互生し、掌状葉で浅く5~7裂する。
春、葉腋に長い柄で垂れ下がる球状の花序をつける。
雌花、雄花がある。
花後、直径 3cmほどの緑色球状の果実をぶらさげることからこの名がついた。
北アメリカ産のアメリカスズカケノキ P. occidentalisは葉の切れ込みが深く、樹の肌がざらついて縦に深いひだがあり、本種のように樹皮がむけることはない。
また果実の柄が枝分かれして数個ずつつく。
日本で多く街路樹に植えるのはこの両種の間の雑種カエデバスズカケ P. acerifoliaである。
ニレ
ニレとは、ニレ科の落葉高木。
ハルニレ U. davidiana var. japonicaとその近似種の総称。
北半球の温帯を中心にオウシュウニレ、アメリカニレ、シナニレなど 20種ほどの同属植物がある。
日本にはハルニレ、アキニレ U. parvifolia、オヒョウ U. laciniataの3種が自生する。
ハルニレは北海道や本州北部に多く、北海道大学構内のものが有名である。
樹高 20~30mで幹の樹皮は縦に裂け目が入る。
葉は楕円形で先端がとがり、左右は不対称である。
春に、黄緑色の小花を多数集めて開花し、種子が翼の上部にある。
アキニレは本州中部以西から南に分布し、花や実が秋につく。
葉はハルニレより小さく、長さ2~5cmで種子は翼の中央部につく。
オヒョウは特に北海道に広く分布し、葉は大きく上部が3つに分かれて中央片は尾のように長く伸びる。
皮の繊維は強く、「あつし」と呼ばれるアイヌの衣装はこれからつくったものである。
なおアキニレは街路樹や盆栽にもよい。
中国では樹皮を薬用、木の汁を塗料にする。
ボダイジュ
ボダイジュとは、シナノキ科の落葉高木で、中国原産。
庭園や特に寺院に植えられる。
高さ 10m以上になり、黒色の樹皮をもつ。
葉は有柄で互生し、先のとがった卵円形、基部は心臓形で長さ 7cmぐらいあり、葉柄に短い星状毛が密生する。
6月に、淡黄色で香りのある小花を葉腋から出る集散花序につける。
花は小型で、萼片、花弁ともに5枚、核果は小球形で軟毛を密生する。
ドイツで有名なリンデンバウムは近縁の別種オウシュウボダイジュ T. platyphyllosである。
また仏教でいう菩提樹はインドボダイジュ (印度菩提樹)で、しばしば本種と混同されるがまったく別のクワ科の高木で、インドゴムノキなどに近い。
このインドボダイジュはインドで聖樹とされている。
日本各地の山地に生え、湿気が多くしかも水はけのよい場所を好む。
庭木や街路樹としても栽植されている。
樹高 30mに達し樹形が美しい。
樹皮は灰褐色で若い枝には赤褐色の軟毛があるが、のちに無毛となる。
葉は長い柄があって対生し、径 30~50cmもの大型の掌状複葉で5~7枚の小葉がある。
下面の葉脈上と脈腋に赤褐色の軟毛がある。
初夏に、長さ 30cmほどの上向きの円錐花序をなして多数の白色花をつける。
花は単性花 (雄花) と両性花とがある。
おしべ7本と花弁4枚があり、萼は鐘形で不規則に5裂する。
果実は倒卵形で熟すると3裂し、赤褐色の種子を出す。
種子中にデンプンがあり、水にさらしてあくを除けば食用となる。
古くから救荒食とされた。
栃木県の県木となっている。
有名なパリのマロニエ A. hippocastanumは同属の近縁種で地中海地方の原産、花が淡紅色のものが多く、セイヨウトチノキともウマグリともいわれる。
ウマグリは英名の horse chestnutの直訳である。
如何でしたか?
街路樹は、よく見ますが、名称までは知りませんでした。
植物についても勉強していきたいと思います!
最後までお読み頂き有難う御座いました!