こんにちは!
今日は、日本四大総合化学メーカーについて紹介したいと思います!
日本四大総合化学メーカーに選ばれたのは、
の4つです。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
三菱ケミカルホールディングスとは、三菱グループの化学・医薬品会社を統括する持株会社。
日本の化学業界最大手で、東証1部に上場。
三菱財閥4代目当主の岩崎小弥太(こやた)が1934年(昭和9)に立ち上げた日本タール工業(三菱化成の前身。のちの三菱化学)が母体で、2005年(平成17)10月に設立。
傘下に総合化学の三菱ケミカル、医薬品の田辺三菱製薬、健康・ヘルスケアの生命科学インスティテュート、工業ガスの大陽日酸などを擁する。
欧米の巨大化学メジャーに対抗し、小規模企業が乱立する日本メーカーの国際競争力を向上させるため、2005年に三菱化学と三菱ウェルファーマの共同持株会社として発足した。
その後、三菱樹脂(2007年)、田辺製薬(2007年)、三菱レイヨン(2010年)、大陽日酸(2014年)など化学関連企業を次々と買収し、規模拡大戦略をとってきた。
三菱化学、三菱樹脂、三菱レイヨンの3社を合併して三菱ケミカル(2017年発足)とし、三菱ウェルファーマと田辺製薬を合併して田辺三菱製薬(2007年発足)とするなど、傘下企業を総合化学、医薬品、健康・ヘルスケア、工業ガスの4事業に再編し、成長が期待できる事業の強化と重複事業の効率化に取り組んでいる。
国内の設備過剰に対処するため、水島コンビナート(岡山県)のエチレン事業を旭化成(あさひかせい)と一体運営とし、鹿島(かしま)コンビナート(茨城県)のエチレン設備1基を廃棄するなど国内設備のリストラを進めている。
同時に、中国石油化工(シノぺック)と提携し、サウジ基礎産業公社(SABIC)と合弁事業を進めるなど海外市場の開拓に積極的である。
有機EL用発光材料、リチウムイオン電池材料、バイオ医薬品、自動車・航空機や情報・電子機器向け高機能材料の開発・生産に注力している。
2012年に東京・丸の内に本社を移し、都内に点在した傘下企業の本社機能を集約した。
資本金500億円(2018)、売上高3兆7244億円(2018。国際会計基準、連結ベース)、純利益2763億円(同)、従業員6万9230人(2018)。
2003年(平成15)化学繊維を中心とした大手の総合化学会社であった旭化成が持株会社に移行し、全事業は子会社7社に承継された。
資本金1034億円、総資産1兆4599億円、売上高1兆6968億円(2008。連結ベース)。
大阪市北区に本店を置く。
1931年(昭和6)日本窒素肥料(現チッソ)が宮崎県延岡(のべおか)のアンモニア工場を分離して、延岡アンモニア絹糸として設立。
1933年に同じ日本窒素系の旭絹織および日本ベンベルグ絹糸を合併して旭ベンベルグ絹糸と改称。
さらに1943年には日本窒素火薬を合併して日窒化学工業と改称した。
第二次世界大戦後は財閥解体の趣旨に沿い日本窒素の系列下から離脱し、1946年(昭和21)に旭化成工業として再出発した。
キュプラ(「ベンベルグ」)、レーヨン、アンモニア利用からアクリル繊維、ナイロン、食品、合成ゴム、化成品、建材などへ事業の重心を移し、総合化学会社へ脱皮するとともに、電気化学から石油化学へ原料転換を進めた。
1952年(昭和27)ダウ・ケミカル日本との合弁会社旭ダウを設立、1982年に合併。
1992年(平成4)には酒類事業に進出する一方で1999年には食品事業から撤退した。
2001年社名を旭化成に変更し、社内カンパニー制を導入した。
2002年低アルコール事業をアサヒビール、ニッカウヰスキーに、2003年8月清酒事業を合同酒精へ譲渡した。
同年10月持株会社に移行、全事業を分割し、子会社7社に承継した。
事業分割は、繊維事業を「旭化成せんい」、化成品・樹脂、機能樹脂・コンパウンド、機能化学品、機能製品の各事業を「旭化成ケミカルズ」、生活製品事業を「旭化成ライフ&リビング」、建材事業を「旭化成建材」、住宅事業を「旭化成ホームズ」、エレクトロニクス事業は「旭化成エレクトロニクス」、医薬・医療事業を「旭化成ファーマ」にそれぞれ承継した。
2007年旭化成ライフ&リビングは旭化成ケミカルズに吸収合併。
なお、旭化成グループはこれら主要子会社と独立事業会社群をさす。
延岡、水島、川崎などに旭化成グループの工場がある。
住友化学とは、住友系の総合化学会社。
別子(べっし)銅山四阪(しさか)島製錬所の煙害を緩和し、あわせて農家に過リン酸肥料を安く供給しようというねらいで、1913年(大正2)住友総本店内に肥料製造所が設置されたのに始まる。
1925年に住友合資から独立し、住友肥料製造所として新発足。
1934年(昭和9)住友化学工業と改称。
1944年には日本染料製造を合併。
その間硫安、アルミニウム、染料など事業を多角化し、総合化学会社としての基礎を確立した。
第二次世界大戦後は、1946年(昭和21)に日新化学工業と改称したが、52年には住友化学工業に名称を戻し、合成繊維原料、農薬、塩化ビニル、合成ゴムなどの新規事業にも進出した。
同時に石油化学への原料転換を進め、1965年以降千葉地区で大規模な石油化学事業を展開。
ファイン・ケミカル部門にも力を入れている。
1984年同系列の商社稲畑(いなばた)産業との共同出資で住友製薬(現大日本住友製薬)を設立。
2000年(平成12)には住友製薬と共同運営でゲノム科学研究所を設立する。
2001年情報電子化学分野に進出。
2004年10月より現社名。
資本金897億円(2008)、売上高9333億円(2008)。
愛媛(新居浜(にいはま))、千葉などに工場をもつ。
1997年(平成9)に同じ三井グループに属する三井東圧化学(1933年設立の東洋高圧工業と40年設立の三井化学工業とが68年に合併して誕生)と三井石油化学(1955年設立)とが合併して成立。
低迷する石油化学事業のリストラ策の意味合いをもった。
前身の1つの三井石油化学は、石油化学国産化に先鞭(せんべん)をつけた「先発4社」の一角を占め、1958年(昭和33)岩国にエチレンセンターを建設した。
三井化学の資本金1032億円(2008)、売上高1兆7867億円(2008。連結ベース)。
岩国大竹、大牟田(おおむた)などに工場をもつ。
如何でしたか?
就活でも人気がある化学メーカー4社ですね。
化学メーカーは、ホワイト業界としても有名ですね。
化学メーカーって何を製造しているのか分かりにくいですが、社会に大きく貢献しているのですね。
最後までお読み頂き有難う御座いました!