こんにちは!
今日は、仏教の三大聖木について紹介したいと思います!
仏教の三大聖木に選ばれたのは、
無憂樹
の3つです。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
幹は灰褐色、小枝は細毛が密生する。
葉は互生し、歪んだ三角状卵形で、長さ5~10cm。
先は尖り、基部は斜めの切形又は浅い心臓形で、縁には鋭い鋸歯がある。
裏面と葉柄に灰白色の細星毛が密生する。
6~7月、葉腋から下向きに長い柄のある散房状の集散花序を出す。
柄には狭いへら形の包葉が1枚ある。
花は小さく淡黄色で香りが高く、シナノキの香りに似る。
養蜂の蜜源植物としてよく知られる。
花弁、萼片はともに5枚、雄しべは多数、雌しべは1本。
果実は小球形で、長さ7~8mmの核果になり、細毛が密生する。
適潤地を好み、成長が速い。
繁殖は実生により、10~11月に取播きをする。
中国原産で、寺院等に良く植えられるが、他に次のような種類がある。
オオバボダイジュは葉が大きく、円心形で長さ7~18cm、裏面に淡緑灰色の星状毛が密生し、脈腋に褐色の毛が生える。
品種のモイワボダイジュは葉の裏面の毛がまばらで少ない。
ノジリボダイジュは、シナノキより葉がやや大きく、裏面の毛はまばらである。
ツクシボダイジュは全体がオオバボダイジュに似るが、葉裏脈腋の毛が発達しない。
沙羅双樹とは、フタバガキ科(APG分類:フタバガキ科)の常緑高木。
インド北部原産。
高さ40m、葉は互生し、革質、全縁。葉柄の基部には托葉があるが、早期に脱落する。
幹の上部の葉の付け根に大形の円錐花序を生じ、淡黄色の花を付ける。
花弁の基部は癒着して短い筒状となり、先端は5裂する。
雄しべは多数、子房は3室。
果実は団栗のような堅果で細長く、食用になる。
材は堅く、丈夫で建築材とする。
同属の植物には、材木及び樹脂材料とされる木がいくつか知られ、ラワン材もこの属の植物の材である。
樹脂はダマール(ダンマー)と呼ばれ、薬用として絆創膏や硬膏の原料に、工業用としてワニスの原料にされる。
ダマールは古くは沙羅双樹から主に採取され、サルダマールと呼ばれた。
現在はフタバガキ科の他の植物から採取されるものが多いが、合成樹脂の発明後、ダマールの産額は減少の傾向にある。
なお、日本の寺院で沙羅双樹と称して境内に植えられている植物や、花屋で沙羅双樹の名で苗木を販売し、また盆栽等に仕立てられている植物は、ツバキ科のナツツバキ(シャラノキ)で、全くの別種である。
無憂樹
インド南部及びスリランカに自生する。
低木で、枝はややつる性になる。
若葉は紅色で下垂し、成葉は緑色、フジに似た羽状複葉で、小葉は長楕円形で6~12枚、革質である。
乾期に枝の途中或いは幹に直接に円錐花序を付ける。
花は花弁が無く、4枚の萼が初めは黄色、次第に橙色から赤に変わる。雄しべは6~7本、雌しべは1本で、ともに赤色で花から突き出ている。
果実は長さ25cm余り、鞘状で、中に4~8個の長楕円形の豆(種子)が入っている。
コーヒー畑の周囲に風よけ用に栽培されることがあり、また庭園樹として美しい花も観賞用にされる。
如何でしたか?
どれも仏教的な作品で登場している印象ですね。
実際の木を見たことが無かったので、勉強になりました。
最後までお読み頂き有難う御座いました!