こんにちは!
今日は、日本三大歌集について紹介したいと思います!
日本三大歌集に選ばれたのは、
『万葉集』
『古今和歌集』
『新古今和歌集』
の3つです。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
『万葉集』
『万葉集』とは、古代の和歌集。
20巻。
長歌、短歌、旋頭歌など 4536首の歌を収める。
編者は不明であるが、大伴家持の手を経ていることは確かであろう。
成立の時期は奈良時代末期と考えられるが、平安時代前期に手が加えられている可能性もある。
現存最古の和歌集。
舒明朝以降、天平宝字3 (759) 年までの歌を収めるが、年代的もしくは段階的に記紀歌謡とほぼ同じと認められる歌もある。
額田王 (ぬかたのおおきみ) 、柿本人麻呂、高市 (たけちの) 黒人、山部赤人、大伴旅人、山上憶良 (やまのうえのおくら) 、高橋虫麻呂、大伴坂上郎女 (さかのうえのいらつめ) 、大伴家持らが代表的歌人であるが、これらの皇族、貴族、官僚歌人のほか農民などの歌もあり、地域的にも、大和を中心とするが地方の歌も多く、奈良時代およびそれ以前の歌の総結集であり、日本最大の古典として現代にいたるまで広く愛読されている。
『古今和歌集』
20巻。
歌数 1095首余。
醍醐天皇の命により、紀友則 (きのとものり) 、紀貫之 (つらゆき) 、凡河内躬恒 (おおしこうちのみつね) 、壬生忠岑 (みぶのただみね) が撰集にあたった。
成立年について、延喜5 (905) 年に一応完成して奏上したとする説、その年に勅命を受け、同 13~14年頃完成とする説に分れる。
春 (上下) 、夏、秋 (上下) 、冬、賀離別、羇旅、物名、恋 (一~五) 、哀傷、雑 (上下) 、雑体、雅に部立されている。
仮名、真名 (漢文) の序が付せられ、その内容は歌論史的にも大きな意義がある。
歌は時期的に、詠み人知らず、六歌仙、撰者の時代に区分され、撰者の歌が最も多く、ほかに素性 (そせい) 法師、在原業平、伊勢、小野小町、遍昭 (へんじょう) なども多い。
『古今集』は和歌を宮廷文学として確立し、その体系、表現、美意識は、以後の文学史の展開に大きな影響を与えた。
『新古今和歌集』
20巻。
約 1980首。
建仁1 (1201) 年後鳥羽上皇の命により和歌所を設置、その寄人 (よりうど) のうち源通具、藤原有家、藤原定家、藤原家隆、藤原 (飛鳥井) 雅経、寂蓮の6人が撰者とされた。
寂蓮は奏覧前に没、5人により撰歌、部類が進められ、元久2 (05) 年3月一応成立、竟宴 (きょうえん) が行われた。
しかし上皇の意志で、承元4 (10) 年9月頃まで切継ぎ (改訂) が行われた。
上皇は実質的に撰者とみられる。
『万葉集』以下『千載集』にいたる7勅撰集にとられていない作品を選歌対象とする。
主要歌人は撰者らのほか、西行、藤原俊成、藤原良経、慈円、式子内親王、俊成女、宮内卿ら。
歌風は観念的傾向が著しく、華麗。
本歌取り、本説、本文など、典拠を有する表現を好んで用いるため、古典的であり、難解なものも多い。
構成的、物語的で、象徴の域に達しているものもある。
万葉調、古今調とともに、新古今調として、後世に大きな影響を及ぼした。
如何でしたか?
どれも、有名な和歌集ですね。
中学や高校の古典や日本史で習った方も多いのでは無いでしょうか?
また、百人一首に載っている句の多くは、この3つの和歌集に含まれているので、是非読んでみてください!
最後までお読み頂き有難う御座いました!