こんにちは!
今日は、世界三大ピアノブランドについて紹介したいと思います!
世界三大ピアノブランドに選ばれたのは、
スタインウェイ・アンド・サンズ
ベヒシュタイン
の3つです。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
スタインウェイ・アンド・サンズ
スタインウェイ・アンド・サンズとは、1853年にアメリカ合衆国ニューヨークでドイツ人ピアノ製作者ハインリッヒ・エンゲルハルト・シュタインヴェーク(後のヘンリー・E・スタインウェイ)によって設立されたピアノ製造会社である。
総合楽器製造複合体スタインウェイ・ミュージカル・インスツルメンツの一角をなす。
スタインウェイ社の成長はニューヨーク工場とドイツ・ハンブルク工場の開業に繋がった。
ニューヨーク・クイーンズ工場はアメリカ州に、ハンブルク工場は世界のその他の地域に製品を供給する。
スタインウェイは卓越したピアノ会社と評されてきており、高品質のピアノを作ることとピアノの発展における多くの発明で知られてきた。
スタインウェイは1857年から126のピアノ製作における特許を与えられてきた。
最高級グランドピアノ市場のスタインウェイ社の市場占有率は一貫して80%を超える。
この支配的な地位は、ピアノの革新を妨げ、ピアニストが好む音の均質化の原因となると主張する一部の音楽家及び書き手によって批判されてきた。
スタインウェイピアノは非常に多くの賞を受賞してきた。
最初に得た賞の1つは1855年にニューヨーク水晶宮で開催されたアメリカン・インスティチュート・フェアでの金メダルである。
1855年から1862年まで、スタインウェイピアノは35の金メダルを受賞した。
更に多くの賞及び表彰がこれに続き、1867年のパリ万国博覧会では3つのメダルを受け取った。
欧州スタインウェイはイギリス女王エリザベス2世御用達称号を持つ。
主力のスタインウェイブランドに加えて、スタインウェイはその他2つのより低価格の第二・第三ブランドを「ボストン」及び「エセックス」というブランド名の下で市場に出している。
ボストンブランドは中間レベル市場向け、エセックスブランドはエントリーレベル市場向けである。
ボストン及びエセックスピアノはスタインウェイのエンジニアによって設計され、アジアのピアノメーカー(ボストンは日本のカワイ、エセックスは韓国のヨンチャンと中国のパールリバー)の工場においてスタインウェイ社員の監督の下で生産されている。
ベーゼンドルファーとは、オーストリアに所在するピアノ製造会社である。
2008年からはヤマハの完全子会社。
標準的な88鍵のピアノに加えて、低音部が拡張された92鍵及び97鍵のピアノを製造していることで知られる。
1828年、オーストリア・ウィーンにてイグナーツ・ベーゼンドルファーにより創業された。
以来、各国の帝室や王室の御用達として選定されたり、産業博覧会で入賞したりする等、名声を高めていく。
第二次世界大戦後の一時期、経営難に陥って経営がアメリカの企業体に移ったこともあったが、2002年にオーストリアの銀行グループであるオーストリア労働経済郵便銀行が経営権を取得して、名実ともにオーストリアに復帰した。
しかし、2007年再び経営難に陥り、2008年にヤマハの子会社となった。
ベーゼンドルファーのピアノはフランツ・リストの激しい演奏に耐え抜いたことで多くのピアニストや作曲家の支持を得、数々の歴史あるピアノブランドが衰退していく中、その人気を長らくスタインウェイと二分して来た。
ベーゼンドルファーのピアノを特に愛用したピアニストとしてはヴィルヘルム・バックハウスが有名。
ジャズ界においては、オスカー・ピーターソンが「ベーゼン弾き」としてよく知られている。
最近のピアニストではアンドラーシュ・シフ、パウル・バドゥラ=スコダ、イェルク・デームス、フリードリヒ・グルダ、ギャリック・オールソン、ヴァレンティーナ・リシッツァもベーゼンドルファーのピアノを好んで用いている。
また、スヴャトスラフ・リヒテルも何枚かの録音を残している。
かつてベーゼンドルファーのピアノは1980年までショパン国際ピアノコンクールの公式ピアノの1つであったが、後にヤマハとカワイとファツィオリが採用されたことにより公式ピアノから除外された。
ウィーン・ベートーヴェン国際ピアノコンクールでは、使用ピアノがベーゼンドルファーだけと決まっている。
ベヒシュタイン
ベヒシュタインとは、カール・ベヒシュタインによって1853年に創業されたドイツのピアノ製造会社である。
響板が音色を作り出すという哲学のもと、頑丈な鉄骨フレーム、高いテンションの弦、総アグラフの採用等によって弦の振動をあまり鉄骨フレームに響かせずに透明度の高い音色を実現していた。
また音の立ち上がりが早いのもこのピアノの特色であり、音響効果の高いホールでの使用を念頭において設計されている。
ただし大ホールにおける高音部の音量や持続に問題があった為、近年ではスタインウェイ、ベーゼンドルファー等、他社のピアノと同じく、高音部にアグラフを使わずにカポダストロ・バーを用いたモデルに変わっている。
これにより中高音の音量を増大することはできたが、かつてのベヒシュタインの持つ純粋な音質が後退したと評するピアニストもいる。
アップライトピアノに関しては、カール・ベヒシュタイン自身がアップライトからピアノの製造を始めたこともあって、現在も品質に対する評価は依然として国際的にもトップクラスである。
世界的に多くのピアノメーカーのアップライトはベヒシュタインのコンサートモデルに範をとった構造となっている。
セシル・テイラーやチック・コリアなど戦後を代表するジャズピアニストにも度々使用され、クラシック界に留まらず、その演奏性は高く評価された。
如何でしたか?
世界的なピアノメーカーも日本の楽器会社と関係するところが多いですよね。
カワイやヤマハの名前が登場しており、日本人として誇らしく思えました。
最後までお読み頂き有難う御座いました!