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中国四大奇書って何?

 

 

 

こんにちは!

 

 

今日は、中国四大奇書について紹介したいと思います!

中国四大奇書とは、中国で元代から明代にかけ、俗語体で書かれた4つの長編小説の総称です。

 

中国四大奇書に選ばれたのは、

三国志演義(さんごくしえんぎ)

水滸伝(すいこでん)

西遊記(さいゆうき)

金瓶梅(きんぺいばい)

の4つです。

 

それぞれ簡単に紹介したいと思います!

 

 

三国志演義

 

 

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三国志演義とは、中国、口語章回小説。

元末明初の羅貫中の作。

120回。

後漢末に魏、呉、蜀の3国が天下を争った史実を元にした歴史小説

3国の英雄たちの物語は宋代に「説三分」と呼ばれ、都市の盛り場でそれだけを語る講談師がいた程人気があり、元の至治年間にはその台本を纏めた『全相三国志平話』が出された。

その系統を引く俗間の伝承を羅貫中が集大成し、正史『三国志』を参考にして史実に近づけ、小説とした物。

魏を正統王朝とする正史に対しその初代皇帝曹操を悪玉に仕立て上げ、民衆の感情であった蜀漢正統論に立って、武人の典型関羽、生一本な野人の張飛、深謀誠忠の人諸葛亮孔明)等の活躍をいきいきと描いて広く愛読された。

日本では天竜寺の僧が訳した『通俗三国志』(1689年)をはじめ、全体または一部を素材とした翻案は多い。

三国志通俗演義』とも呼ばれ、『水滸伝』『西遊記』『金瓶梅』とともに四大奇書と言われる。

 

 

 

 

 

水滸伝

 

 

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水滸伝とは、中国の口語章回小説。

元末明初の施耐庵の作。

羅貫中との共著ともされる。

『忠義水滸伝』とも言う。

『宋史』に、北宋末の宣和3年(1121年)、宋江の率いる盗賊団がかなりの勢力を持ったとある記事を小説化した物。

この史実は南宋初から講談に取り上げられ、元代には戯曲にもなり、その過程で内容が伝説化し豊富になって、『大宋宣和遺事』として一応の完成を見るが、本書はそれを更に膨らませ、従来36人であった盗賊団の豪傑を108人とした。

彼らはふとした弾みで盗賊となり、運命の糸に引かれて梁山泊に集結するが、朝廷の帰順策に陥って各地で次々と死んでいく。

現存のテキストは、100回本、110回本、115回本、120回本等があり、また文章にも繁簡がある等、多くの系統があって、何れが原本か確定し難いが、一般には清の金聖嘆が独自の解釈によって後半をまったく削り、詳しい評注を付けた70回本が流布している。

反権力的な傾向により、屡々禁書となったが広く愛読され、現在でも農民革命の文学として高く評価されている。

三国志演義』『西遊記』『金瓶梅』とともに「四大奇書」に数えられる。

 

 

 

 

 

西遊記

 

 

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西遊記とは、中国、明の口語章回小説。

呉承恩の作と伝えられるが不明。

100回。

初唐の高僧玄奘三蔵法師)が仏典を求めて天竺(インド)へ旅した史実を題材とした物。

この史実は唐末に早くも伝説化しはじめ、宋代の講談や芝居の中で成長し、南宋末にまず『大唐三蔵取経詩話』に纏められた。

そこには既に三蔵法師の従者となる孫悟空沙悟浄の前身が猴行者、深沙神の名で姿を見せている。

元代にも小説、戯曲に取り上げられ、明の中期にほぼ筋立てが完成して、孫悟空を中心とする一大ロマンに集大成された。

現存最古のテキストは明の万暦20(1592年)の世徳堂刊本で、その他に多くの刊本がある。

石から生まれた猿の孫悟空が、三蔵法師の旅の行く手に立ち塞がる様々な妖怪たちを相手に活躍、神通力を駆使して81の大難を次々に克服する奇想天外、波乱万丈の物語が主要部分で、孫悟空の痛快な行動力が古くから多くの愛読者を生んできた。

日本でも江戸時代から紹介され、今日まで広く愛読されている。

中国四大奇書の1つ。

 

 

 

 

 

金瓶梅

 

 

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金瓶梅とは、中国、明の口語章回小説。

作者未詳。

100回。

16世紀末頃成立。

水滸伝』から西門慶潘金蓮の密通のエピソードを借りて発端とし、そこから色と欲の世界を繰り広げた小説。

山東の豪商西門慶が凡ゆる不正な手段を用いて富と権勢を手に入れ、彼を取り巻く女性たちと悦楽の限りを尽くすが、遂に淫薬を飲みすぎて急死するというのが粗筋で、書名は主要な3女性潘金蓮李瓶児、龐春梅から1字ずつ採った物。

その露骨な性描写は度重なる発禁を招いたが、宋に時代を借りつつ実は当時の社会風俗を浮き彫りにし、そこに蠢く人間の欲望を赤裸々に描き出した筆力は凡庸な物ではない。

 

 

 

 

 

如何でしたか?

 

西遊記』は、日本でもドラマ化されているので非常に有名ではないでしょうか?

個人的には、堺正章香取慎吾孫悟空役が印象に残っています。

 

 

最後までお読み頂き有難う御座いました!