こんにちは!
今日は、世界五大宗教について紹介したいと思います!
世界五大宗教に選ばれたのは、
イスラム教
仏教
の5つです。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
キリスト教とは、1世紀の初めパレスチナで神の国を説いたイエス・キリストの刑死ののち、その生涯と教えに基づき、イエスを復活した救い主と信じることによって成立した宗教。
ユダヤ教がその母体で、ユダヤ教の聖典トーラーはキリスト教成立の前提をなしている。
キリスト教徒は、イエスが旧約の預言に従って生まれ、かつてイスラエル民族に与えられた救いの約束(旧約)を全人類に拡大完成する新しい契約(新約)の仲介者であり、そのために人類の罪を負って十字架上であがないの死を遂げたものと考えた。
イスラエル民族の信じた神ヤハウェはそれによって全世界の人々の神となったが、イエスはこの神の子、神的ロゴスの託身したものという新しい信仰的要素を加えるとともに、ユダヤ教の律法の廃棄もキリスト教の新しい特徴となった。
こうしてキリスト教は 1世紀後半にはユダヤ教と分離して独自の教会組織を形成していった。
キリスト教は短時日の間にローマ帝国内に広まり、激しい迫害を克服して 4世紀には公認宗教となった。
中世以後は、さらにゲルマン諸族の改宗によって西洋史の中心に踏み出し、今日にいたるまでヨーロッパ、地中海沿岸諸地方において文化と社会の基礎をなしている。
早くから世界的な宣教の努力を重ねてきたが、特に 16世紀以降ヨーロッパ以外へも進出、アジア、アフリカ、南北アメリカにもキリスト教国、キリスト教信徒の数は多い。
古代の教会はローマ教皇を首座とする司教制度のもとに統一されていたが、1054年ギリシア正教会がローマ・カトリック教会から分離した。
また宗教改革によりプロテスタント諸教会が後者のなかから独立し、それらは今日ではさらに多くの分派を生じている。
しかし一方では 20世紀に入って、教会合同・一致(エキュメニズム)の機運も高まっている。
キリスト教の特色は、ユダヤ教以来の唯一神信仰に立って、イエスを真の神、真の人とする独特の三位一体論や、キリスト論を教義としているところにある。
ここから信徒の生活は、神の礼拝とともにイエスの生涯と教えに従う実践に重きがおかれることとなり、良心と隣人愛が強調される。
また神と永遠の生命を究極目標とする超越性とともに、社会や文化への積極的関心を示していることもその特質をなす。
西欧中世において、キリスト教会が文化の媒介者、形成者として大きな役割を果たしたのもこれによるが、近代以降においても、キリスト教の社会的活動は他の諸宗教をしのいで著しいものがある。
イスラム教
イスラームともいう。
クライシ族出身のムハンマドは、610年にメッカ近郊で天使ジブリール(ガブリエル)の声を聞いて以来しばしば天啓を受け、アッラーの預言者としての自覚を深めた。
イスラムとは「神に帰依すること」を意味し、その信仰の中心はアッラー、天使、預言者、啓典、最後の審判などを信じることである。
ムスリムはアッラーの前で等しく平等であるとされ、この平等主義が、イスラム教が世界宗教となった理由の1つと考えられる。
イスラム教は武力征服や貿易商人の力によって各地に広まり、今日ではアラビア半島を中心に、アジア、アフリカ、ヨーロッパに信者が多い。
中国では清真教とも呼ばれる。
かつてはマホメット教、回教、フイフイ教などとも呼ばれた。
仏教
仏教とは、前500年頃に北インドで釈迦(ゴータマ・シッダールタ)が創始した宗教。
釈迦の死の約 100年後、教団は上座部と大衆部に分裂し、その後も多くの分派に分かれた。
紀元前後に、より実践的で民衆に根づいた大乗仏教が興起し、思想的に発展した。
マウリヤ朝のアショーカや、クシャン朝のカニシカなどの王の庇護下、7~8世紀頃まで栄え、その後インドでは衰退した。
しかし、スリランカや、ミャンマー、タイ、カンボジアなどの東南アジアには上座部系の仏教が広まり、西インド、中央アジア、チベットにも大乗仏教、特に密教が伝えられた。
1~2世紀には中国に伝わって十三宗が生まれ、唐代に最盛期を迎えた。
20世紀には欧米にも広まっている。
日本には 6世紀中頃、宣化3(538)年もしくは欽明13(552)年に朝鮮半島を経て伝来したとされる。
聖徳太子が仏教隆盛に尽力し、歴代の天皇が保護し、奈良・平安時代を通じて神仏習合がなされた。
また鎌倉時代以降、法然の浄土宗、親鸞の浄土真宗、一遍の時宗、日蓮の日蓮宗など多くの新宗派が生まれ、また中国から禅宗が伝えられて栄西の臨済宗、道元の曹洞宗などが興った。
明治1(1868)年には神仏判然令が布告され、そののち廃仏毀釈の運動が起こった。
今日では、浄土系、日蓮系、真言系、禅系の宗派が特に多くの信者を抱える。
ヒンドゥー教とは、インド古来の民俗的な宗教を総括して西欧人が名づけたもので、明確な体系をもつ一宗教というよりはむしろ、儀軌、制度、風習の一切に対していう。
広義にはベーダ以来のバラモン教およびその複雑な民間信仰を摂取して発展した結果を意味し、狭義には『プラーナ』を聖典とする諸宗派をさし、その場合、仏教、ジャイナ教、シク教などは除かれる。
その特色はブラフマー、シバ、ビシュヌを最高実在原理とする「三神一体」の教理の確立などであり、クリシュナ、ラーマたち英雄をビシュヌの権化として解釈するなどにみられるように、信仰対象の合同化はインド的思考の目立った性格である。
宗派としては、ビシュヌ派、シバ派、シャクティ派 (タントラ教、性力崇拝) 、サウラ派 (太陽崇拝) 、ガーナパティヤ派、スマールタ派などがあり、インド共和国を中心に東南アジア各地に信徒をもつ。
ユダヤ教とは、ヘブライ人のヤハウェ信仰を起源とするユダヤ人の宗教。
ヤハウェを唯一絶対神とする一神教であり、しかもヤハウェはユダヤ人を選民としたとする神と人との契約から成立した宗教。
聖典は記された律法「トーラー」と、口伝された律法「タルムード」から成る。
教団の公式の発足は、バビロン捕囚から帰国したユダヤ人がネヘミア、エズラの指導のもとに民族的団結を唱えた前5世紀後半といえる。
その後前2世紀頃からサドカイ派、エッセネ派、パリサイ派などに分派したが、次第にパリサイ派が主流となり、シナゴーグを中心として律法を重んじるようになった。
70年エルサレム神殿破壊後、国を失ったユダヤ人は、1948年のイスラエル共和国建国までディアスポラとして世界各地に散らばったが、その間もラビの指導により、シナゴーグを中心にその伝統を守った。
如何でしたか?
世界史で良く出てくる名前ですね。
現代から見ても、人間の歴史と宗教は、密接に結びついていることが分かりますね。
最後までお読み頂き有難う御座いました!