こんにちは!
今日は、世界の大きいインパクトクレーターベスト3について紹介したいと思います!
世界の大きいインパクトクレーターベスト3とは、
1位:フレデフォート・ドーム(南アフリカ)
2位:サドベリー隕石孔(カナダ)
3位:チクシュルーブ・クレーター(メキシコ)
の3つです。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
フレデフォート・ドーム
フレデフォート・ドームとは、南アフリカ共和国フリーステイト州にある、現存する世界最大の隕石衝突跡(クレーター)である。
2005年7月に開かれた第29回世界遺産委員会で世界遺産の自然遺産物件として登録された。
フレデフォート・ドームはヨハネスブルグの南西120kmの位置にある。
隕石の衝突跡の直径は約190kmと世界最大。
隕石の衝突跡は、中央のドーム(直径約50km)とそれを取り囲む外輪山(リング)から成る。
今から約20億2300万年前(古原生代)に直径10から12kmの小惑星が速度約20km/sで衝突し、フレデフォート・ドームが生成されたと考えられている。
衝突時のエネルギーはTNT火薬に換算して87Ttに昇る。
この時の衝突で地殻は抉られ、地下25kmまで到達したと考えられている。
この時の衝突熱でマントルが溶融して多量のマグマが発生し、大量の岩石が蒸発し、急激に冷却したことを示す地質が確認されている。
また、衝突による地殻の溶解と攪拌により金鉱床が形成された。
衝突後間も無くのドームの大きさは300km程度あったと推定されているが、現在は長年の侵食により50km程度が残る。
この衝突は、カナダに残るサドベリー・クレーター、メキシコに残るチクシュルーブ・クレーターと共に地球史の3大隕石衝突(3大インパクト)の1つに数えられている。
現在は、草原地帯となっており、固有の蝶、鳥類、哺乳動物が生息している。
また、付近の川ではラフティングや沢登りが楽しめ、乗馬やハイキングコースもある。
サドベリー隕石孔
サドベリー隕石孔とは、カナダオンタリオ州グレーターサドベリー市にある、地球上で2番目に大きな「アストロブレム(隕石衝突に起因する地質構造)」である。
地球上で2番目に大きな「衝突クレーター」であるという説明が屡々見られるが、正確には地形としての「クレーター」は既に失われている。
クレーター跡は現在は深く浸食され強く変形しているが、生成時には直径200~250 kmあったと推定される。
なお、世界で1番大きいアストロブレムは南アフリカ共和国のフレデフォート・ドーム。
また、3番目は恐竜絶滅の要因と目されるメキシコのチクシュルーブ・クレーターである。
サドベリー盆地には、火成岩類・角礫岩類・堆積岩類が潰れた楕円形に同心円状に並ぶ、特異な地質構造が発達しており、地質学的にはこれをサドベリー構造と呼ぶ。
その起源は18億5000万年前(古原生代)の隕石の衝突であり、クレーター地形は侵食と広域削剥で失われたが、当時の地下地質構造が現在地表に露出していると考えられている。
衝突によってマグマが発生し、そこから生じた火成岩類にニッケル・銅鉱山群(ニッケル・銅硫化物鉱床)が含まれ、資源地質学的に重要な地である。
盆地南部のクレイトン鉱山にはサドベリー・ニュートリノ観測所(SNO)がある。
チクシュルーブ・クレーター
チクシュルーブ・クレーターとは、メキシコのユカタン半島北部にある約6604万年前の小惑星衝突跡(クレーター)。
名称は中心付近の地名に由来し、マヤ語で「悪魔の尻尾」という意味がある。
規模が大きく、中心地が海洋にある為に目視では視認が困難であり、衛星画像、地磁気異常、重力異常、及びセノーテの分布によって確認される。
これらはいずれもが凡そ円弧を描いており、この円の中心が衝突の中心とされる。
クレーターとしての直径は約160km。
地球上では三番目の規模であり(フレデフォート・クレーター、サドベリー・クレーターに次ぐ。これらを総称し3大隕石衝突、3大インパクトとも呼ばれる)、顕生代(5億4200万年以降)に形成されたことが確認されるものとしては最大級である。
地球上に微生物以外の大型生物が登場して以降では地球に衝突した隕石としては最大である。
この衝突が、恐竜を含む大型爬虫類をはじめとする多くの生物が絶滅した白亜紀末の大量絶滅(K-Pg境界)の、最も有力な原因と考えられている。
如何でしたか?
全て数億年以上前にできたクレーターのようですね。
隕石が地球に近づく可能性は少なからずあると思うので、それを考えると非常に怖いですね。
最後までお読み頂き有難う御座いました!