こんにちは!
今日は、日本の長い鉄道トンネルベスト3について紹介したいと思います!
日本の長い鉄道トンネルベスト3とは、
1位:青函トンネル
2位:八甲田トンネル
3位:岩手一戸トンネル
の3つです。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
青函トンネルとは、本州と北海道を結ぶ海底鉄道トンネル。
青森県東津軽郡今別町浜名と北海道上磯郡知内町湯ノ里の間に設けられている。
総延長は5万3850mで、このうち2万3300mが海底部にある。
海底トンネルとしては、世界一の長さと深さ(海面下240m)を持つ。
1988年(昭和63年)3月に開通した。
青森と函館の間は、かつては国有鉄道の青函連絡船で結ばれていたが、気象条件により欠航や遅延が度々発生した他、1954年9月26日には台風接近下で出航した洞爺丸他、計5隻が沈没する悲劇も発生した(洞爺丸事故)。
これらを契機として本州と北海道をトンネルで結ぶ構想が具体化して、1964年にトンネル工事が開始された。
トンネルは約20年の歳月と6900億円余りの工費を費やして1983年に先進導杭が、1985年に本坑が貫通した。
1988年のトンネル開通と同時に中小国(青森県)〜木古内(北海道)間に海峡線が開業し、北海道と本州を結ぶ重要ルートの一部となった。
2016年(平成28年)3月の北海道新幹線の開業に伴い、トンネルは海峡線と北海道新幹線が共用するようになり、狭軌の在来線と標準軌の新幹線が通行できるように3線軌条となっている。
八甲田トンネル
八甲田トンネルとは、東北新幹線七戸十和田〜新青森間の長さ2万6455mの複線鉄道トンネル。
掘削断面は約81~84㎡で、複線断面の陸上トンネルとしては世界最長である(2012年)。
1998年(平成10年)、着工、2005年(平成17年)、貫通し、2010年12月に供用開始した。
青森県中央部に位置する八甲田山系の北東部を貫くもので、上北郡七戸町に東坑口、青森市に西坑口がある。
トンネルの平面線形(路線の平面的な形状)は入口付近及び出口付近に半径8000mの曲線があり、中間部はほぼ東西方向の直線となっている。
縦断線形はおおよその中間点にあたる行政境界を頂点とした10‰(パーミル)勾配となっている。
地質はトンネル中央付近に背斜軸を持つ大きな褶曲構造をなし、トンネル中央部付近にもっとも古い地層が、その両端には古い地層を覆うようにして新しい層が分布している。
施工方法はコンクリート吹付けとロックボルト併用による山岳NATM(New Austrian Tunneling Method)工法で、軟岩区間は機械掘削とし、堅岩区間は発破掘削とした。
掘り出したズリ(土石)に含まれる鉱化変質岩の中の黄鉄鉱等は、掘削後に水や空気中の酸素に触れて長い間放置されると酸性水を生成し、掘削土中の重金属を溶出させて周辺環境に影響を及ぼす恐れがあった。
鉱化変質岩と判断されたズリは、雨水の滲入を防ぐ遮蔽型の土捨て場で処理している。
岩手一戸トンネル
岩手一戸トンネルとは、東北新幹線いわて沼宮内〜二戸間の長さ2万5808mの複線鉄道トンネル。
掘削断面は約79~85㎡で、複線断面の陸上トンネルとしては東北新幹線八甲田トンネルに次いで世界第2位(2012年)の長さである。
1989年(平成1年)に整備新幹線難工事推進事業の一環として調査工事に着手し、1991年、本工事に着工、2000年(平成12年)には貫通して、2002年12月に供用開始した。
岩手県北部に位置し、東側に北上山地、西側に七時雨山、西岳等の奥羽山脈に挟まれた丘陵地を貫くもので、岩手町沼宮内に南坑口、一戸町鳥越に北坑口がある。
トンネルはほぼ南北方向に位置し、平面線形(路線の平面的な形状)としては、南坑口に半径4000m、中央部付近に半径8000m、北坑口に半径7000mの曲線が3ヶ所あり、縦断勾配は南坑口から3840mの岩手町と一戸町の行政境界までは5‰(パーミル)の上り勾配となり、ここを頂点として北坑口まで10‰の下り勾配となっている。
施工方法は山岳NATM(New Austrian Tunneling Method)工法で、南坑口から15km間及び23kmから北坑口までの間は発破掘削方法で、中間部は凝灰岩中にモンモリロナイト(粘土の一種)を含有し膨脹性がある為、機械掘削方法を採用した。
工事は膨圧、突発湧水、地山の崩落等があり、施工は困難を極めた。
如何でしたか?
全て東北新幹線(北海道新幹線)が通るルートにあるようですね。
青函トンネルはさておき、東北地方は険しい山々が多い為、このような長いトンネルがあるようですね。
最後までお読み頂き有難う御座いました!