こんにちは!
今日は、生物学三大奇書について紹介したいと思います!
生物学三大奇書に選ばれたのは、
『鼻行類』(ハラルト・シュテュンプケ)
『アフターマン』(ドゥーガル・ディクソン)
の3つです。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
『鼻行類』
『鼻行類』とは、動物学論文のパロディ作品である書籍の題名、及びその書籍で紹介される架空の動物の名である。
原著の正式な題名は「Bau und Leben der Rhinogradentia」(鼻行類の構造と生活)。
著者はハラルト・シュテュンプケとしているが、これは架空の人物であり、実際にはドイツの動物学者、ゲロルフ・シュタイナーである。
作中では、この書籍は「シュテュンプケの遺稿である鼻行類についての調査報告書を、友人であるシュタイナーがまとめたもの」としており、シュテュンプケは鼻行類の現地調査に向かった後に行方不明になったとされている。
『平行植物』
『平行植物』とは、レオ・レオニの同名の著作に登場する架空の植物群である。
「時空のあわいに棲み、われらの知覚を退ける植物群」と定義される。
幻想博物誌の類、鼻行類のような架空の生物の系譜に属する。
以下、本稿における平行植物に関する事柄・品種名・団体名・人名などは、全てレオニによるフィクションである。
『アフターマン』・『鼻行類』と並べて生物系三大奇書とも言われる。
この3冊の中では、最も生物学色が薄く、科学的とは言えない論調や論旨が多々ある。
伝承等への言及も多い。
また、空想的生物を列記する形態の書物には動物を扱ったものが殆どで、植物だけを扱う例はこれ以外に殆ど無い。
『アフターマン』
『アフターマン』とは、スコットランド人の地質学者でサイエンスライターである、ドゥーガル・ディクソンの1981年の著作。
英語の原題を日本語訳すると『人類以後 - 未来の動物学』を意味する。
日本語版の副題は『人類滅亡後の地球を支配する動物世界』。
本書は原題の意味や日本語版の副題にもあるとおり、人類滅亡後(5000万年後)の地球を支配する動物達を描くというコンセプトで描かれており、変化した地球環境に合わせて進化した生物達が生息環境別に紹介されるという形式を採る。
人類はその構造に破綻を来たして滅亡し、その文明に駆逐されずに生き残った生物達が新たな生態系を構築する、という展開だが、本書は人類滅亡のプロセスよりもそこに生息する生物やその科学的説明に重点を置いている。
後に著者は、人類が残ったままだと環境への大きすぎる影響力の為に、進化に対する考察が困難になる旨を述べている。
また、(日本では)本書は『鼻行類』や『平行植物』の二作品と合わせて生物系三大奇書や生物学三大奇書とも言われる。
如何でしたか?
生物学の書物にはあまり詳しくないので、三作品とも初めて知りました。
人類の歴史は、まだまだ解明されていない部分が多いので、今後も動向が気になるところです。
最後までお読み頂き有難う御座いました!