こんにちは!
今日は、73年三羽烏について紹介したいと思います!
73年三羽烏に選ばれたのは、
小川国夫
辻邦生(つじくにお)
加賀乙彦(かがおとひこ)
の3人です。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
小川国夫
小川国夫とは、小説家。
生来病弱で学校に満足に通えず、早くから文学や絵画に親しむ。
また週に1度の教会学校でキリスト教に接し、旧制静岡高校時代にカトリックに入信。
1950年東京大学入学。
53年フランスに渡り、パリ大学に籍を置く。
その間、オートバイで地中海沿岸を巡り、その体験を描く『アポロンの島』 (1957) を自費出版。
65年この作品が島尾敏雄の推奨を得て注目される。
以後、『海からの光』 (68) 、『試みの岸』 (72) 、『彼の故郷』 (74) 等を発表。
明晰な文体と、省略された影の部分とが、生の揺らぎを際立たせている。
86年『逸民』で川端康成賞受賞。
『小川国夫作品集』 (6巻、別巻1、74~76) がある。
辻邦生とは、小説家。
1952年東京大学仏文科卒業。
56年学習院大学講師。
57~61年、フランスに留学。
帰国して 66年立教大学助教授となり、以後、東京農工大学、学習院大学教授を歴任。
『廻廊にて』 (1963、近代文学賞) 、『夏の砦』 (66) 、『安土往還記』 (68、芸術選奨文部大臣新人賞) 、『嵯峨野明月記』 (71) 、『背教者ユリアヌス』 (72、毎日芸術賞) 、『春の戴冠』 (77) 等、日本とヨーロッパの歴史に素材を求めたロマンの香り高い長編力作を発表した。
他に『小説への序章』等の評論、エッセーも多い。
『辻邦生作品』 (6巻、72~73) がある。
96年日本芸術院会員。
加賀乙彦とは、小説家。
本名、小木貞孝。
東京大学医学部で犯罪心理学と精神医学を学び、東京拘置所医務技官、東京医科歯科大学助教授、上智大学教授等を歴任した精神科医でもある。
1957~60年にかけてフランスに留学し、そこで取材した小説『フランドルの冬』 (1967) で芸術選奨文部大臣新人賞を受賞。
『宣告』 (79) では死刑囚との交流をもとに、その極限の心理状態や獄舎の実態を描いて日本文学大賞を受賞した。
他に、第2次世界大戦時の軍国教育を受けた少年が終戦時に体験した悲劇を描き、戦後の天皇制問題に一石を投じた『帰らざる夏』 (73) や、同大戦時の駐米大使、栗栖一家をモデルとする『錨のない船』 (82) 、新聞連載小説の『湿原』 (85、大仏次郎賞) 等、重厚な長編が知られる。
また、精神医学に関する著作に『死刑囚と無期囚の心理』 (74) がある。
如何でしたか?
割と最近まで活躍していた小説家ですね。
最近は、外出しないことが多いので、本を読む人も増えたのではないでしょうか?
最後までお読み頂き有難う御座いました!