こんにちは!
今日は、世界の産業用ロボットメーカーの市場シェアベスト3について紹介したいと思います!
世界の産業用ロボットメーカーの市場シェアベスト3とは、
1位:ABBグループ(スイス)
2位:ファナック(日本)
3位:安川電機(日本)
の3つです。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
ABBグループ
ABBグループとは、電力関連、重電、重工業を主たる業とする、スイスに本社を置く多国籍企業で、100ヶ国以上でビジネスを展開している。
1988年にスウェーデンのアセアとスイスのブラウン・ボベリが合併して成立した。
ファナック、安川電機、クーカと並んで世界4大産業用ロボットメーカーの1つ。
また、低圧産業用モータでは世界No.1であり、 制御機器や計測機器等のプロセス制御分野においても世界No.1で世界6大メーカー(グローバル・ビッグ6)として数えられる。
ABBは4つの事業部に分かれている。
エレクトリフィケーション事業本部は、送電、配電や発電所に関する各種製品・システムとサービスを提供している。
インダストリアル・オートメーション事業本部は工業分野・商業分野向けに自動化システムに関する各種製品・システム・ソフトウェア・サービスを提供している。
石油ガス、電力、化学、鉱物、紙パルプの生産の為の機械・ロボット等である。
モーション事業本部はドライブとモータの世界最大のサプライヤで、機械式パワートランスミッション製品及び統合されたデジタルパワートレインソリューション、並びにモータ、ジェネレータ、ドライブ全般及びサービス、輸送、インフラ、ディスクリート及びプロセス産業において、幅広いオートメーションアプリケーションを提供。
ロボティクス&ディスクリート・オートメーション事業本部はロボティクス、マシン及びファクトリーオートメーションにおける高付加価値ソリューションを提供。
なお、1996年に鉄道システム部門は売却され、アドトランツを経て現在はボンバルディア・トランスポーテーション(本社はドイツのベルリン)の一部となったが、ABBはその後も車両用変圧器等の製造を続け、現在では本格的に鉄道システムの製造に再参入している。
また、バルチラの船舶推進部門を傘下においている。
ファナックとは、日本を代表する大手電気機器メーカー。
工場の自動化設備に特化したメーカーで、工作機械用CNC装置で世界首位(国内シェア7割、世界シェア5割)、産業用ロボットでも世界首位(世界シェア2割)。
安川電機・ABBグループ・クーカとともに世界4大産業用ロボットメーカーを構成する。
日本ロボット工業会に所属。
山梨県南都留郡忍野村に本社を置き、富士山麓の敷地には本社機能の他、研究所・工場・厚生施設等を集約している。
かつては古河グループに所属していた。
日経平均株価及びTOPIX Core30、JPX日経インデックス400の構成銘柄の1つ。
主力商品は、工作機械用CNC装置や産業用ロボットである。
研究開発に注力しており、全従業員の約3分の1を研究員が占めている。
特許競争力も高い。
「壊れない、壊れる前に知らせる、壊れてもすぐ直せる」というスローガンを掲げており、製品の信頼性の高さを売りにしていて、2016年には面積2万2000㎡という大規模な信頼性評価施設を新設した。
機械が故障する前に保守を行えるようにする為に、故障予知技術の開発にも着手している。
また、全ての製品の「生涯保守」を宣言しており、例え30年以上前に作られた製品であっても、ユーザが使用を続ける限り修理できる体制を整備している。
安川電機とは、福岡県北九州市八幡西区に本社を置く、産業用ロボット等、メカトロニクス製品の製造を行うメーカーである。
日経平均株価の構成銘柄の1つ。
明治鉱業を興した安川敬一郎が、明治鉱業の電気用品の開発と製造を行うことを目的に設立した。
九州製鋼、明治紡績、黒崎窯業、明治鉱業、鉱山技術者養成の為の明治専門学校(現・九州工業大学)も敬一郎が設立した。
安川第五郎と敬一郎は玄洋社のメンバーとして孫文に資金援助していたが、2009年に中国の習近平が北九州市の工場を視察した際、逸話に感銘して紅旗の組立用ロボットに拍手して謝意を表したことが、取引先の中国企業関係者に良く知られており「会社の説明がいらず、中国から見たときに信用できる会社」と恩恵を受けている。
安川では海外初のロボット工場が中国にあり、競合するドイツのロボットメーカークーカを買収した美的集団とも提携を続けている。
売上の海外比率は約7割であり、Nikkei 225の構成銘柄の1つである。
2020年には半導体製造装置等に使うACサーボモーターの累計販売台数が2000万台に到達し、世界シェア第1位である。
産業用ロボットで世界シェア第4位である。
2015年には創立100周年事業の一環としてロボット村をオープンした。
YASKAWAの森、安川電機みらい館、ロボット工場、本社棟、厚生棟で構成されている。
なお、社名のアルファベット表記は「YASKAWA」である。
如何でしたか?
産業用ロボットは、日本のメーカーが2社入っていますね。
近年は、中国のロボットメーカーが台頭していますが、垂直多関節ロボットにおいては、まだまだ日本が強いかもしれないですね。
最後までお読み頂き有難う御座いました!