こんにちは!
今日は、県門の四天王について紹介したいと思います!
県門の四天王とは、賀茂真淵の弟子である4人のことです。
県門の四天王に選ばれたのは、
加藤千蔭(かとうちかげ)
村田春海(むらたはるみ)
楫取魚彦(かとりなひこ)
加藤美樹(かとううまき)
の4人です。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
加藤千蔭
本姓、橘氏。
通称、又左衛門。
家号、芳宜園 (はぎぞの) 、朮園 (うけらぞの) 。
狂歌名、橘八衢 (やちまた) 。
加藤枝直の子。
代々、江戸八丁堀の与力。
師の万葉風に必ずしも従わず、古今、新古今風の典雅優美な歌風で、村田春海と共に、いわゆる江戸派の代表的歌人とされ、「歌は千蔭、文は春海」と称された。
繊細な都会的感覚の叙景歌に優れたものをみせる。
国学者としても『万葉集』研究に功績があり、松平定信の治政下、100日間の閉門を命じられた際、『万葉集略解』 (20巻、1796~1812) を著わした。
書にも長じ、仮名書きに優れ、千蔭流の祖。
家集『うけらが花』 (02) 。
村田春海
号は琴後翁 (ことじりのおきな) 、錦織斎 (にしごりのやのあるじ) 。
賀茂真淵の門に入り、国学、歌道を学び、加藤千蔭と共に真淵門下の双璧とされた。
国学の面では仮名遣い、五十音の研究を行ったが、平安時代に作られ存在の知られなかった漢和辞書『新撰字鏡』を発見。
清水浜臣 (はまおみ) 、岸本由豆流 (ゆずる) 、小山田与清 (ともきよ) 等の優れた弟子を育て、国学の発展に尽くした。
主著『和学大概』 (1792) 、家集『琴後集』 (1810) 、戯作『竺志船物語』。
楫取魚彦
本姓は伊能、通称は茂左衛門。
号は魚彦、青藍、茅生庵 (ちぶあん) 等。
賀茂真淵に師事、古学を修め、万葉風の和歌を詠む。
同門の建部凌岱 (たけべりょうたい) について画事を習う。
絵は写生的な梅、鯉魚を好んで描く。
明和2 (1765) 年家督を息子に譲り、江戸へ出て茅生庵を構える。
真淵没後、彼に古学、和歌を学ぶもの 3000人に及ぶ。
著書は、歴史的仮名遣いを研究した『古言梯 (こげんてい) 』 (65) の他、『万葉千歌』『筆のさきごと』等。
河津美樹ともいう。
号は静廼舎 (しずのや) 。
江戸幕府大番の士。
賀茂真淵門下。
万葉派歌人であるが歌風は古今、新古今風。
家集『静舎家集』。
如何でしたか?
賀茂真淵は日本史で登場しますが、弟子となると中々マイナーですね。
以前、国学の四大人についても紹介したので、そちらも是非読んでみて下さい!
最後までお読み頂き有難う御座いました!
国学の四大人って誰?
https://mudachishiki4510.hatenablog.com/entry/2020/09/22/131905