こんにちは!
今日は、日本新三大珍味について紹介したいと思います!
珍味とは、珍しい味や、めったには味わえない変わったうまい食物のことをいいます。
日本新三大珍味に選ばれたのは、
くさや(東京都新島本村)
の3つです。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
くさや
くさやとは、ムロアジ、クサヤモロなどからつくる塩干しの一種。
伊豆七島とくに新島(にいじま)の特産品。
強烈な臭気を発する。
鮮度のよいクサヤモロ、ムロアジ、トビウオなど脂肪の少ない魚を腹開きし、水洗(すいせん)後、くさや汁という塩汁に10時間前後浸漬(しんし)し、水洗して日干しする。
くさや汁とよばれる食塩水は反復使用するため、魚体より溶出した可溶性タンパク質、エキス分などに富む。
ただし、食塩濃度が8~10%と薄いため、腐敗や発酵がおこり、強い臭気をもつ。
臭気成分はフェニル酢酸を主とし、このほか低分子脂肪酸よりなる。
くさや汁は食塩が少ないわりにくさやの干物に貯蔵性を与えるのは、くさや汁中に繁殖した細菌の抗菌作用によるとされる。
クサヤモロからつくったものが最上とされる。
古くから酒の肴(さかな)として好まれ、軽くあぶって、そのままちぎって食べる。
※伊豆七島とは、大島、利島、新島、神津島、三宅島、御蔵島、八丈島の7島をさす。
いずれも東京都に所属。
全島が富士火山帯に属する火山島。
太平洋の荒波によって海食崖が発達し、平野が狭い。
大量の雨が降るが地表水に乏しく、水は不足がちである。
気候は海洋性の亜熱帯気候下にあり、冬も温暖で、暖帯林が生育。
昔は僻遠の島として流刑地に選ばれた。
漁業、林業、酪農、園芸農業が行われてきたが、観光地、レクリエーション地の性格を強めている。
1955年、伊豆七島国定公園に指定、64年に富士箱根伊豆国立公園に編入。
東京から主要島へ航空便、東京、横浜、下田、熱海などから船便があるが、冬の季節風、夏から秋の台風で欠航することもある。
鮒寿司とは、琵琶(びわ)湖とそこに流れ込む川の入口でとれるゲンゴロウブナ、ニゴロブナを材料とする滋賀県の郷土料理。
平安時代の『延喜式(えんぎしき)』に記載されている自然発酵(乳酸発酵)の古い形のすしで、いまにその片鱗(へんりん)が残っている。
フナの腹わたを抜き、独特の塩漬けにしておき、別の桶(おけ)に塩と酒粕(さけかす)を敷き、その上にフナの腹に飯、頭に酒粕を詰めて並べる。
その上に飯と酒粕、またその上にフナを置くというぐあいに数段重ね、焼酎(しょうちゅう)をふりかけて重石(おもし)をかけ自然発酵させる。
漬けてから2~3か月後に用いる。
晩春から初夏の子持ちブナを材料にしてつくるが、酒の肴(さかな)にも飯のおかずにもよい。
黒作り
左上が黒作り
黒作りとは、イカ塩辛の一種。
墨袋を加えるため色が黒いのでこの名がある。
富山の名産でスルメイカからつくる。
寛文(かんぶん)年間(1661~73)冬期の保存食としてつくられだし、元禄(げんろく)時代(1688~1704)に「イカの黒作り」の名がつけられた。
前田家では参勤交代の際、将軍家への献上品の一つとしたという。
新鮮なイカの胴を縦に割いて内臓と眼球を取り出し、皮を剥(は)ぎ、薄い短冊形に切る。
墨袋はすり鉢でよくすりつぶす。
酒樽(さかだる)に材料を入れ12%前後の食塩を加える。
墨袋は使用したイカの全部を用いる。
肝臓はイカ10杯に対し3~4杯分を使う。
樽に漬け込んでから毎日かき回していると2~3週間で熟成する。
麹(こうじ)、みりんなどを加えるといっそう味がよくなる。
食塩の添加量が少ないため9月から翌年3月までつくられ、夏には製造しない。
酒の肴(さかな)、飯の菜などとして喜ばれる。
如何でしたか?
以前は、日本三大珍味、世界三大珍味について紹介しましたが、日本新三大珍味も独特な料理が揃っていますね。
くさやは、テレビでも出されるので、知っている方も多かったのではないでしょうか?
最後までお読み頂き有難う御座いました!