こんにちは!
今日は、ギアナ三国について紹介したいと思います!
ギアナ三国に選ばれたのは、
の3つです。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
西はベネズエラ、南西と南はブラジル、東はスリナムと国境を接し、北は大西洋に面する。
地体構造的には先カンブリア時代の岩石から成るギアナ楯状地に属し、地形は西部国境のパカライマ山脈及び南部国境のアカライ山脈から海岸低地に向かって緩やかに傾斜、これら山地に発するエセクイボ川、デメララ川、バービス川、コランタイン川等が北流して大西洋に注ぐ。
高温多雨の熱帯気候に属し、ジョージタウンで月平均気温 26~28℃、年降水量約 2200mm。
国土の 70%以上が熱帯雨林に覆われ、年降水量約 1800mmに減少する南西部はサバナとなっている。
住民の約 30%は植民地時代初期に奴隷として連れて来られたアフリカの黒人で、約 45%は 1838年の奴隷制廃止後に年季契約労働者として来住したインド人の子孫。
ほかは混血、ラテンアメリカインディアン(インディオ)、ヨーロッパ人等。
公用語は英語であるが、クレオル語(フランス語の方言)も広く用いられ、ヒンディー語、ウルドゥー語を話す住民もいる。
人口の約 90%が狭い海岸低地に住み、農業もここに集中。
ギアナ地方の植民活動は 17~18世紀に主にオランダ人により進められ、1732年にはバービス川河口にも植民地が建設された。
1780~1815年にはヨーロッパ列強の抗争によりこの地方の領有が目まぐるしく変わったが、ナポレオン戦争後結ばれたパリ条約により、バービス、デメララ、エセクイボ 3植民地がイギリス領となり、1831年、これらが統合されて単一の植民地イギリス領ギアナとなった。
1953年、新憲法が制定された後、人民進歩党 PPPと人民国家会議党 PNCの抗争のうちに独立の機運が高まり、1966年5月26日、ガイアナの名の下に独立、イギリス連邦の構成国となった。
1970年、共和制へ移行。
ボーキサイトと砂糖の輸出が経済を支える。
主産業は農業で、キャッサバ、トウモロコシ、野菜、柑橘類等の他、換金作物としてサトウキビ、イネ、コーヒー、カカオの栽培が盛ん。
鉱物資源に恵まれ、ボーキサイトの他、マンガン、金、ダイヤモンド等を産する。
森林資源は豊富であるが、輸送、製材等の諸施設の不足から大部分未開発。
漁業はあまり発展していないが、近年エビ漁が盛んとなり、主に輸出に向けられている。
工業は製糖、精米を中心とした食品工業の他、マッチ、石鹸、衣料等の日用品が製造されるに留まる。
経済は独立後も外国資本の支配下にあったが、1970年代に入って国有化が進められ、砂糖、ボーキサイトの二大産業をはじめ、大部分の外国系企業が国有化されたが、1990年代から民営化に転じている。
対外累積債務に悩み、1人あたりの国民総生産 GNPは南アメリカで最低水準。
道路網は海岸低地では比較的良く発達しているが、内陸部では未発達。
旧オランダ領ギアナで、西はガイアナ、南はブラジル、東はフランス領ギアナと国境を接し、北は大西洋に面する。
地体構造的には先カンブリア時代の岩石から成るギニア楯状地に属し、地形は南部の低い山地から海岸平野に向かって緩やかに傾斜する。
西の国境を成すコランタイン川、東の国境を成すマロワイネ川をはじめとする多数の川が北流し、大西洋に注ぐ。
北緯2~6°の熱帯に位置する為、気温は年間を通して高く、平均 27℃。
11~2月、4~8月が特に多雨で、年降水量は沿岸部で約 2000mm、内陸部では更に多くなる。
海岸地帯がマングローブ、その内陸側がサバナとなっている他は、全土が熱帯雨林に覆われる。
住民はインド人、クリオーリョと呼ばれる現地生まれの白人、インドネシア人を中心に、インディオ、中国人等、多くの民族からなる。
公用語はオランダ語であるが、タキタキと呼ばれるヨーロッパ諸語の混成語を話す人が多く、英語も広く通用する。
国名はかつてこの地域に住んでいたインディオのスリネン族に由来すると考えられるが、彼らはカリブ族に追われ、15世紀末ヨーロッパ人が到達した時はこの地にはカリブ族の他、アラワク族、ワロー族等が住んでいた。
1651年、イギリス人により最初の本格的植民地が建設され、黒人奴隷の労働力を元にプランテーション経済が発展。
1667年、第2回イギリス=オランダ戦争後のブレダの和約により、北アメリカのオランダ植民地ニューネーデルラントと引き換えにオランダ領となったが、18世紀にはヨーロッパ列強の抗争により屡々領有者が変わった。
ナポレオン戦争後結ばれたパリ条約によりオランダの領有が最終的に確定。
1863年の奴隷制廃止により深刻な労働力不足が生じ、中国、ジャワ島、インド等から年季契約労働者を導入、これが今日の複雑な住民構成を齎した。
1954年、オランダ王国内の自治領となった後、1975年 11月 25日に独立。
1980年、クーデターにより軍部が政権を握り、内戦を経て、1986年、民政移管したが、1990年、再びクーデターが勃発。
経済の主柱はアルミニウム産業で、ボーキサイト、アルミナ、アルミニウムが輸出の大半を占める。
鉱産物としては他に、鉄鉱、マンガン、ニッケル、金等がある。
農業は主に海岸平野で行われ、イネを中心に、バナナ、柑橘類、ココヤシ、コーヒー、サトウキビ等を栽培。
森林資源は豊富であるが、まだあまり開発されていない。
近年エビ漁を中心とした漁業が盛んとなって来た。
アルミニウム工業の他、食品、製靴、縫製、セメント等の工業があるが、いずれも小規模。
鉄道、道路は北部沿岸に僅かに敷設されているだけで、内陸部との連絡は主に河川交通と空路による。
フランス領ギアナとは、南アメリカ北部にあるフランスの海外県。
首都カイエンヌ。
西はスリナム、南と東はブラジルと国境を接し、北は大西洋に面する。
地質的には古期の岩石から成るギアナ高地の一部であるが、北流する河川による浸食が進み、南部に低い山地が散在する他は北に向って緩やかに傾斜する平坦地となっている。
北緯2°~6°の赤道地帯に位置する為、気温は高く、カイエンヌの月平均気温 25~26℃。
年較差は殆ど無い。
12月~1月、4~7月が特に多雨で、沿岸部では年降水量 4000mmに上る所もあり、全土の約 90%が熱帯雨林に覆われる。
住民の大半はクレオールと呼ばれる人々であるが、これは人種に関係無く、ヨーロッパ風の生活様式を取り入れている人々を指し、公用語のフランス語の他、クレオル語(現地語化したフランス語)を話す。
人口は主にカイエンヌを中心とした沿岸部に集中。
16世紀初めにスペイン人が沿岸部を探検。
17世紀前半、フランス人が現在のカイエンヌの地に最初の植民地を建設。
その後、オランダ人、イギリス人による占領、ポルトガルとの国境紛争等があったが、18世紀前半徐々に人口が増加し、発展し始めた。
しかし、1848年の奴隷制廃止によりプランテーション経済が崩壊。
1852年以降、サンローランデュマロニ、ディアブル島等、数ヶ所に流刑植民地が建設された。
ここに送られてきたヨーロッパ人の囚人は熱帯気候の中での労働に耐えられず次々に死んでいったが、これら植民地はその後 90年以上に渡って存続、フランス領ギアナの悪評の源となった。
1946年、フランス本土の県と同等の地位を持つ海外県となり現在に至っているが、現在は南アメリカ大陸で唯一の非独立地域である。
経済的には全面的にフランス本土に依存、農業も自給に程遠く、食糧の輸入が年々増えている。
膨大な森林資源は殆ど未開発。
しかし、近年漁業が発展し、エビを中心とした漁獲は輸出にも向けられている。
エビの缶詰・冷凍工場もあり、製品は主に日本、アメリカ合衆国に輸出される。
鉱産物として金がある。
鉄道は無く、道路も沿岸部を除くと未発達で、交通は主に河川と空路による。
カイエンヌに国際空港があり、クールーにはヨーロッパ宇宙機関 ESAのロケット打ち上げ基地がある。
面積 8万3534㎢。
人口 24万3000(2011年推計)。
如何でしたか?
3つとも、中々マイナーな国ですね。
南アメリカ大陸でも知られざる地域なので、非常に勉強になりました。
最後までお読み頂き有難う御座いました!