こんにちは!
今日は、世界の高吸水性ポリマー(SAP)メーカーの市場シェアベスト3について紹介したいと思います!
世界の高吸水性ポリマー(SAP)メーカーの市場シェアベスト3とは、
1位:日本触媒(日本)
2位:BASF(ドイツ)
3位:エボニック(ドイツ)
の3つです。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
日本触媒とは、大阪府大阪市中央区高麗橋と東京都千代田区内幸町に本社を置く大手化学メーカーである。
1941年創業。
1926年(大正15年)に納五平が設立したヲサメ硫酸工業事務所が前身であり、1938年(昭和13年)に、ヲサメ硫酸工業株式會社と改称。
そして、1941年(昭和16年)に現在の大阪市生野区桃谷にて、ヲサメ合成化學工業株式會社として設立された。
設立当初から、まだ知名度が低かったバナジウム触媒を目指すなど、当時としては珍しい企業でもあった。
1935年(昭和10年)にヲサメ硫酸工業事務所に研究者として入社していた八谷泰造が、第二次世界大戦後に2代目社長となり、1949年(昭和24年)に日本触媒化学工業株式会社に社名変更。
この先の石油化学工業の飛躍的発展を見越して、当時富士製鐵(後の新日本製鐵、現:日本製鉄)の社長だった永野重雄からの出資に成功すると、酸化エチレン、アクリル樹脂、ポリエステル等の開発事業で成功を収めるとともに、この酸化エチレンやアクリル樹脂等の事業が、現在に至るまで同社の事業の根幹を支え続けている。
また高吸水性樹脂の分野でも、世界トップシェアを持っている。
TechnoAmenityをグループの企業理念として掲げている。
テクノロジー(技術)でアメニティー(快適さ)を人々に提供していこうという意味である。
大輪会の会員企業である。
BASF
BASFとは、ドイツ南西部のルートヴィヒスハーフェン・アム・ラインに本社を置き、150年の歴史を持つ世界最大の総合化学メーカーである。
スイス証券取引所にも上場しており、ニューヨーク証券取引所、東京証券取引所にもかつて上場していた。
カール・ボッシュがハーバー・ボッシュ法を発明した老舗である。
第二次世界大戦前はバイエル、ヘキスト(現サノフィ・アベンティス)と共にIG・ファルベンを構成した事業体の1つであり、分割後もドイツ三大化学メーカーの一角を占めていた。
主力製品は伝統的な化学品・農業関連製品に留まらない。
戦後、石油・ガス事業へも進出した。
今ではプラスチック製品・高機能製品も生産する。
BASFのレパートリーはドイツの化学会社でも特に多い。
かつては医薬品部門(Knoll AG)も傘下に収めていたが、米国アボット・ラボラトリーズに売却し、現在は扱っていない。
2011年度の売上高は735億ユーロ(約8.2兆円)で、85億ユーロ(約9,400億円)を超える特別項目控除前EBITを計上。
従業員数11万1千人を超える、世界有数の巨大企業グループである。
エボニック
エボニックとは、各種業界向けに特殊化学品の製造・販売を行う多国籍企業。
ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州・エッセンに本拠を置き、世界約100ヶ国以上で製品を販売する。
日本法人はエボニック・ジャパン株式会社。
フランクフルト証券取引所上場企業。
現在のエボニックは主に、飼料添加物や医薬品有効成分を扱うニュートリション&ケア、コーティング等、産業用途の補助材や添加物を扱うスペシャルティアディティブス、ポリマーや触媒を扱うスマートマテリアルズ、高吸収性樹脂やナトリウム及びカリウムアルコキシドの製造を行うパフォーマンスマテリアルズ、テクノロジー&インフラストラクチャの5つの事業部門から成る。
地域別としての売上はアメリカ合衆国が最大でドイツがこれに次ぐが、日本事業も世界有数の売上を維持している。
如何でしたか?
日本触媒が、世界的化学メーカーの上にいるようですね。
このようなニッチではあるが日本が上位を占めている業界は、今後も伸ばしていきたいですね。
最後までお読み頂き有難う御座いました!