こんにちは!
今日は、京都学派四天王について紹介したいと思います!
京都学派とは、西田幾多郎及び田辺元の哲学探究の伝統を引き継いだ京都大学哲学科出身の哲学者たちのグループの総称です。
京都学派四天王に選ばれたのは、
高坂正顕(こうさかまさあき)
西谷啓治(にしたにけいじ)
鈴木成高(すずきしげたか)
の4人です。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
高坂正顕とは、昭和時代の哲学者。
明治33年1月23日生まれ。
高坂正尭の父。
戦争擁護の論陣を張り、21年公職追放となる。
41年、中教審特別委員会主査として「期待される人間像」をまとめた。
昭和44年12月9日死去。
69歳。
鳥取県出身。
京都帝大卒。
著作に「カント」等。
西谷啓治とは、昭和時代の宗教哲学者。
明治33年2月27日生まれ。
西田幾多郎に師事し、昭和18年母校京都帝大の教授となり宗教学を担当。
戦後は京大、大谷大の教授。
京都学派の代表者の1人で、西田の学風を継承した。
57年文化功労者。
平成2年11月24日死去。
90歳。
石川県出身。
著作に「根源的主体性の哲学」「宗教とは何か」等。
高山岩男とは、昭和〜平成時代の哲学者。
明治38年4月18日生まれ。
高坂正顕(こうさかまさあき)、鈴木成高(しげたか)らと京都学派を形成し、昭和17年刊行した「世界史の哲学」等で「大東亜戦争」の合理性を主張。
21年母校の教授となるが、同年公職追放。後日大教授、秋田経済大学長等を歴任。
平成5年7月5日死去。
88歳。
山形県出身。
著作に「西田哲学」「場所的論理と呼応の原理」等。
鈴木成高とは、昭和時代の西洋史学者。
明治40年3月11日生まれ。
専攻は中世史。
三高、京都帝大で教え、「ランケと世界史学」「歴史的国家の理念」等を刊行。
昭和29年早大教授。
昭和63年3月7日死去。
80歳。
高知県出身。
京都帝大卒。
著作は他に「封建社会の研究」等。
如何でしたか?
西田幾多郎は知っていましたが、その教え子までは知りませんでした。
京都には「哲学の道」という道もあり、哲学に縁があるようですね。
最後までお読み頂き有難う御座いました!