こんにちは!
今日は、世界三大酒精強化ワインについて紹介したいと思います!
世界三大酒精強化ワインに選ばれたのは、
シェリー(スペイン)
ポート(ポルトガル)
マデイラ(ポルトガル)
の3つです。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
シェリー
シェリーとは、スペイン南部のアンダルシア地方にあるカディス県ヘレス・デ・ラ・フロンテラと周辺に産する酒精強化ワイン。
発酵中にこの地に独特の酵母が繁殖して液面に被膜ができ、持ち味の芳香とコクが生じる。
ブランデーの添加後は、「ソレラシステム」という独特の方法で樽熟成を行う。
これは、樽を積み重ねて行うもので、最下段の樽から熟成を終えた酒を3分の1程抜き、その分をすぐ上段の樽から補充、同様にして上段の樽から少し若い酒を順繰りに混ぜていき、最上段の樽には常に新しい酒を補充するというもの。
辛口のものは食前酒や食中酒に、甘口は食後酒に用いる。
アルコール度数15~20度。
ポート
ポートとは、ポルトガル産の甘口の酒精強化ワイン。
葡萄を発酵させ、アルコール発酵が完全に終わる前に、まだ糖分を残した状態でブランデーを添加して発酵を止めた後、熟成を行う。
特に、食後酒等に用いる赤が知られる。
アルコール度数は18~20度。
「Port/Porto」はポルトガルの原産地呼称DOPの1つ。
マデイラ
マデイラとは、アフリカ北西岸沖にあるポルトガル領マデイラ島に産する酒精強化ワイン。
ブランデーを加えるタイミングが早ければ、まだアルコール発酵していない糖分が多く残った状態で発酵が止まる為、甘口に、タイミングが後になる程糖分の発酵が進み辛口になる。
ブランデー添加後、独特の方法で熟成を行う。
一般的なものは、容器の中に管が通っていて湯を循環させて加熱する「エストゥファ」と呼ばれる装置に入れ、45~50度程度で3ヶ月以上、高級品やビンテージものは、太陽熱を利用して30度程度に保たれた「カンテイロ」と呼ばれる貯蔵庫で、最短でも3年以上、場合によっては100年以上にもなる非常に長い期間、加熱熟成を行う。
この工程により、独特の芳醇な香りとコクが生まれる。
また、保存性が極めて高く、開栓しても劣化が少ない。
セルシアル(辛口)、ベルデーリョ(中辛口)、マルバジア(甘口)等の種類がある。
辛口は食前酒に、甘口はデザートワインとして用いる他、西洋料理では調味料としても欠かせない。
アルコール度数は20度前後。
如何でしたか?
ワインにも様々な種類があるようですね。
あまりワインは飲まないので、非常に勉強になりました。
お酒の知識も時には必要だと感じました。
最後までお読み頂き有難う御座いました!