こんにちは!
今日は、西欧三国について紹介したいと思います!
西欧三国に選ばれたのは、
イギリス
フランス
ドイツ
の3つです。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
イギリス
イギリスとは、ヨーロッパ北西部にある立憲君主制の島国。
グレートブリテン島、アイルランド島北東部、及び周辺の島嶼からなり、西と北は大西洋に臨み、南はイギリス海峡、東は北海を隔ててヨーロッパ大陸と相対する。
イングランド、ウェールズ、スコットランドから成るグレートブリテン島は、山地、丘陵や低地の入り組んだ変化に富む地形を示すが、ロンドン盆地を中心に低地と丘陵からなる南東部の低地イギリスと、それ以外の山地や高地が多い高地イギリスに大別できる。
最高峰はスコットランドのグランピアン山脈にあるベンネビス山(1343m)。
海岸線は屈曲に富み、北西岸にはフィヨルドが、テムズ川、セバーン川、ハンバー川、フォース川、クライド川等の河口部には三角江(エスチュアリー)が発達。
北アイルランドのほぼ中央にはイギリス最大の湖ネー湖が広がる。
気候は海洋性で、暖流である北大西洋海流と偏西風の影響により、高緯度に位置する割に冬は暖かく、夏は涼しい。
年降水量は 900~1000mmであるが、地域差が大きく、概して西から東へ向かって減少する。
住民はアングロ・サクソン系が主体で、英語が公用語であり通用語であるが、ウェールズにはケルト語派に属するウェールズ語も話す住民が多い。
アングリカン・チャーチが国教として定められているが、信教の自由は完全に保証されている。
829年、ウェセックス王エグベルトによってイングランドが統一され、1536年にウェールズ、1707年にスコットランド、1800年にアイルランドが合併された(今日の北アイルランドを除くアイルランド島は 1922年に自治領として分離し、後に共和国として独立)。
18世紀後半から 19世紀前半にかけて第2次エンクロージャーにより大農法が実施され、産業革命により大工場制工業が確立して世界の先進工業国となり、ビクトリア時代(1837~1901年)に大英帝国黄金期を迎えたが、第1次世界大戦後、経済的主導権はアメリカ合衆国に移り、更に第2次世界大戦後は海外植民地が相次いで独立するとともに、アメリカ、ソビエト連邦の台頭により、世界の政治、経済に占めるイギリスの地位は相対的に低下。
しかし、依然として世界の主要工業国の1つであることに変わりなく、鉄鋼、機械、化学、電子、自動車、航空機、繊維、衣料等の工業が発達し、ロンドンは世界金融の一中心となっている。
その反面、第1次産業の比重が極めて低く、食糧や工業原料は大部分輸入に依存、これが国際収支の慢性的赤字の大きな原因となっている。
しかし、1970年代には新たに発見された北海油田の開発が進み、1980年代からは石油輸出国となり、その収益は経済の一端を支えている。
旧植民地との繋がりはイギリス連邦を通じて保たれ、アメリカとは依然、関係が深い。
1973年、ヨーロッパ共同体 EC加盟。
フランス
フランスとは、ヨーロッパ西部にある国。
南西部はピレネー山脈を挟んでスペインと接し、東部はアルプスでイタリアと、ジュラ山脈でスイスと、ライン川を隔ててドイツと接し、北東部はフランドル平野及びアルデンヌ高地でベルギー、ルクセンブルクと接する。
ピレネー、アルプス、ジュラの諸山脈はアルプス造山運動によるもので、高峻な山系を形成、交通の障害を成す一方、観光・保養地も提供している。
これに対し、西端のアルモリカ地塊、中部南寄りのマシフサントラル、東部のボージュ山地等から成るV字形のヘルシニア系山地は中・低山性で、鉄、石炭等の資源に恵まれている。
この V字形の北にパリ盆地、東にローヌ=ソーヌ河谷平野、西にアキテーヌ盆地がある。
地中海に注ぐローヌ川を除くと、セーヌ川、ロアール川、ガロンヌ川等、イギリス海峡、大西洋に注ぐ諸河川は、一般に流路が長く、流れも緩やかで、古くから交通上、産業上重要な役割を果たし、それらを結ぶ運河網も発達している。
セーヌ流域のパリ盆地では、ケスタ地形が著しく、盆地の外側に向かって幾つかの急崖の列が見られる。
気候は大部分が西岸海洋性気候の地域で、比較的温暖で降水も一年を通じている。
しかし、地中海岸は温帯冬雨気候(地中海式気候)を示し、コートダジュールは世界的な観光地となっている。
前6~前1世紀にケルト人が住み着いたが、その後古代ローマ人、更にゲルマン系のフランク民族が進出した。
住民の 80%近くを占める今日のラテン系のフランス人は、これら諸民族の混血によって形成された。
住民の大部分がフランス語を話し、およそ 3分の2がキリスト教のカトリックの信者。
政治制度はアメリカ型大統領制とイギリス型議院内閣制の折衷型で、元首は大統領。
従来の議会優位の伝統がドゴール政権時代から大統領優位の体制に変えられた。
議会は下院の国民議会と上院の元老院から成り、政党は多党制が特色である。
フランスは、高度に発展した資本主義国のうちでは農業の占める比重が高く、経営面積 5~35haを持つ独立経営の「小農民の国」として知られる。
伝統的にコムギとブドウ作りが中心の農業で、コムギは輸出能力があり、ワインは食生活に欠かせないものとなっている。
工業は長い間、織物が中心で重工業化は遅れたが、ロレーヌの豊富な鉄鉱資源を活かして発展した。
第2次世界大戦後は経済の民主化や産業の国有化の計画が進められ、電力、ガス、銀行、鉄道、航空等の国有化に加え、自動車、航空機、アルミニウム工業の半数程が国有化される等、国営企業と私企業の「混合経済」によって発展してきたが、1980年代半ばから徐々に民営化が進んだ。
ドイツ
ドイツとは、ヨーロッパ中部を占める共和国。
アルプスの北縁から北海、バルト海の間に広がり、北はユラン半島でデンマークと、東はポーランド及びチェコと、南はオーストリア及びスイスと、西はフランス、ルクセンブルク、ベルギー、オランダと国境を接する。
1949年、ドイツ連邦共和国(西ドイツ)とドイツ民主共和国(東ドイツ)とに分離したが、1990年10月3日、東ドイツが西ドイツに編入され、統一国家となった。
16の連邦州からなる。
各州には州政府があり、教育、財政、法律等に関して大幅な自治権が認められている。
住民の約 1割は非ドイツ系で、1950年代半ば以降、トルコ人労働者とその家族が多数移住。
宗教はキリスト教が大多数で、ルター派とカトリックがほぼ同数。
国土は北部、中部、南部に分けられ、北ドイツは、フランス南西部からベネルックス諸国を経てポーランドに至る北ドイツ低地から成る。
緩やかな起伏の氷河堆積物の丘や砂質の低地が広がり、全体に低平で、ライン川、エムス川、ウェーザー川、エルベ川等の諸河川の下流部が流れる。
中部ドイツは、ベルギー国境のアイフェル高地に始まり、タウヌス山地、ザウアーラント、ジーガーラント、トイトブルガーワルト、チューリンガーワルト、エルツ山地等に続く中位山地とその間の盆地が主要部を成す。
中位山地は概して起伏が小さく、小さな山塊に分かれているので、早くから居住が行われ、鉱工業の発達が見られた。
しかし、産業革命期以降の工業は、中位山地の周辺部に多く立地した。
南ドイツは、ほぼマイン川水系より南方を言い、スイスから連なるジュラ山脈の一部がシュウェービッシェアルプ、フレンキッシェアルプの山地となって中央部を東西に走り、ドナウ川水系との分水界を成している。
ドナウ川以南は、アルプスから運ばれた氷河堆積物から成る緩やかな起伏の台地で、南端部でアルプスに急変する。
気候は概して南の方が厳しい。
北海沿岸からライン川に沿ってボン付近までは比較的温暖であるが、南東に向かうに連れて大陸性気候となる。
降水量は 500~1000mmで、年間を通じて平均した降水を見る。
ライン川、マイン川、ネッカー川、モーゼル川等の河谷は、比較的温暖な為、古くからのブドウ栽培地で、ワインの生産が盛ん。
その他、各種の園芸農業も見られる。
農業は伝統的有畜農業が広く行われているが、北ドイツ低地と南ドイツのアルプス周辺では酪農、牧畜が中心となり、中部ドイツから南ドイツに至る肥沃な黄土地帯では、主としてムギ類、サトウダイコン、ジャガイモ等が生産される。
EU域内での競争力を高める為、経営の合理化、大規模機械化が進む。
石炭、カリ塩、岩塩、鉄鉱石等、地下資源も豊富。
世界有数の工業国であり、ザールラント、ルール地方の重工業の他に、ウォルフスブルクやシュツットガルトの自動車工業、ライン川沿岸の石油化学工業、ベルリンや南西ドイツの電気機器工業に特色がある。
如何でしたか?
スペインは入っていないのですね。
他にもオランダやベルギー等、東欧に比べて西欧の方が知名度の高い国が多いですね。
最後までお読み頂き有難う御座いました!