いつか役に立つかもしれないムダ知識

生きていく上では必要ではない雑学や知識を投稿していきます。クイズなどにも役立つかもしれません。

室町幕府三管領って何?

 

 

 

こんにちは!

 

 

今日は、室町幕府三管領について紹介したいと思います!

管領(かんれい)とは、将軍を補佐して政務を総轄した職名です。

 

室町幕府三管領に選ばれたのは、

細川氏

畠山氏

斯波氏(しばし)

の3つです。

 

それぞれ簡単に紹介したいと思います!

 

 

細川氏

 

 

f:id:mudachishiki4510:20210430072628p:image

 

 

細川氏とは、清和源氏

室町幕府三管領家の1つ。

足利義季が上野から三河国額田郡細川郷に移り、郷名を称したことに始まる。

一族は足利尊氏の挙兵に応じて各地に転戦。

尊氏西走の際は四国に赴き、ここに領国体制の基礎を築き、後に讃岐、河内、和泉、阿波、淡路等の守護となった。

清氏の時、室町幕府の執事となったが、足利義詮に背いて滅ぼされた。

しかし、清氏の従兄弟、頼之は、正平22年=貞治6年(1367年)、義詮の死に臨んで、子の義満を託されて執事(管領)となった。

この後、頼之の子孫は屡々管領となって幕府に重きを為した。

応仁の乱後、守護領国体制が崩れ、一族が分裂して相争い、天文21年(1552年)には本拠地阿波までも三好氏等に蹂躪されて滅んだ。

その後、支流の長岡藤孝(細川幽斎)の時、再興され、忠興の時に丹波宮津12万石の大名となり、関ヶ原の戦いを経て、徳川氏から豊前小倉 35万9000石に封じられ、寛永9年(1632年)には肥後熊本54万石の大名に封じられた。

明治になって侯爵。

熊本支藩宇土細川、常陸谷田部の細川は共にこの支流で、明治に至り子爵を授けられた。

 

 

 

 

 

畠山氏

 

 

f:id:mudachishiki4510:20210430072647p:image

 

 

畠山氏とは、清和源氏の流れをくみ、足利義康の孫、義純を祖とする。

義純の子、泰国の時、畠山氏を称して足利氏に従属し、国清の時、足利尊氏に従って功を立て、足利氏一門として威を振るい、伊豆、紀伊の守護や関東管領足利基氏の執事となったが、後、基氏に滅ぼされた。

しかし、国清の弟、義深は越前、能登の守護となり、子の基国は河内、越中能登等の守護、応永5年(1398年)、管領となり、満家、持国と相次いで、細川、斯波両氏と並んで管領畠山氏の地位を確立した。

しかし、応仁の乱によって畠山氏の守護領国制が動揺し、文明 17年(1485年)、山城国一揆によって山城からの撤退を要求され、没落の一途を辿った。

最後の拠点河内国も台頭してきた三好長慶に脅かされ、遂に織田信長によって滅ぼされた。

 

 

 

 

 

斯波氏

 

 

f:id:mudachishiki4510:20210430072705p:image

 

 

斯波氏とは、室町時代の豪族。

清和源氏足利氏の支流。

足利泰氏の子、家氏が陸奥国斯波郡に下向して斯波氏を称したのに始まる。

代々尾張守となったので尾張家とも呼ばれた。

宗家、家貞を経て高経の時、元弘の乱にあたり、足利尊氏の挙兵に応じて戦功を重ね、特に北陸地方の経営に功績を立てて越前、若狭等の守護に任じられた。

以後、隆盛に向かい、その子の義将は3度管領の要職に就いて室町幕府の基礎を固めた。

細川、畠山両氏と共に三管領と称せられ、幕府内で最も格式高い家柄を誇った。

義将は越前、若狭の他、越中能登尾張遠江信濃等の守護職を合せて大いに勢力を振るい、義将以後は代々兵衛督、兵衛佐に任じられたので、武衛家とも呼ばれた。

義将の後も、義重、義淳と相次いで管領となり、幕府内で重んじられたが、義郷の子、義健に嗣子が無く、家臣らの計らいで一族持種の子、義敏を養子として家督を継がせた。

しかし、義敏は重臣らとことごとに対立し、彼らの要求で将軍義政の為に退けられ、代わって渋川義鏡の子、義廉が家督を継ぎ、管領に任じられたが、義敏、義廉の家督争いが一因となって、やがて応仁の乱が勃発した。

乱後、本拠越前は朝倉氏、その分国尾張織田氏遠江は今川氏へと、各守護代の領有に帰し、義廉の子である義達、孫の義統は僅かに織田氏に奉じられて尾張清洲に居たが、義統の子、義銀は永禄4年(1561年)、織田信長に追われて滅亡した。

庶流に、高経の弟、家兼を祖とする奥州の大崎氏、最上氏がある。

 

 

 

 

 

如何でしたか?

 

日本史で登場する三管領ですが、それまでの変遷やその後についてはあまり知られていないかもしれないですね。

結局、細川氏だけが明治時代まで生き残っており、細川藤孝の能力の高さを改めて感じました。

 

 

最後までお読み頂き有難う御座いました!