こんにちは!
今日は、世界のウラン濃縮会社の市場シェアベスト3について紹介したいと思います!
世界のウラン濃縮会社の市場シェアベスト3とは、
1位:TVEL(ロシア)
2位:ウレンコグループ(イギリス)
3位:コジェマ(フランス)
の3つです。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
TVEL
TVELとは、モスクワに本社を置くロシアの核燃料サイクル企業である。
ロシア国営原子力企業ロスアトム傘下の持株会社アトムエネルゴプロムの完全子会社で、ウラン採掘から燃料集合体に至る核燃料の一貫生産態勢を有している。
社名はロシア語で燃料棒を意味するТепловыделяющий элемент(Teplovydelyayushchiy element、「燃料要素」の意)の略である。
TVELはロシア国内に留まらず、チェコ、スロバキア、ブルガリア、ハンガリー、ウクライナ、アルメニア、リトアニア、 フィンランド、中国、インド等、ロシア型軽水炉を導入している国を中心に核燃料を供給している。
2018年8月時点でTVELが核燃料を供給している商用炉は89基あり、運転可能な商用炉444基の1/5を占める。
TVELはウェスティングハウス系の軽水炉向けにTVS-K燃料集合体を開発しており、2016年5月にはGE日立ニュークリア・エナジー傘下のグローバル・ニュークリア・フュエルと米国事業で戦略提携することを発表した。
現在は米国原子力規制委員会の認可待ちで、TVELは2021年に商用化の準備が整うことを期待している。
ウレンコグループ
ウレンコグループとは、ドイツ、オランダ、米国でいくつかのウラン濃縮プラントを運営する英国・ドイツ・オランダ核燃料コンソーシアムです。
約15ヶ国に原子力発電所を供給し、2011年に濃縮サービスの世界市場の29%のシェアを占めていたと述べています。
ウレンコは遠心分離機濃縮技術を使用しています。
イギリスのストーク・ポージズに本社を置くウレンコは、英国政府が3分の1、オランダ政府が3分の1、最後の3分の1はドイツの2つの主要な公益事業、E.ONとRWEによって均等に所有されています。
コジェマ
コジェマとは、ウラン採掘事業、核燃料製造、核燃料再処理等を行う、フランス持ち株会社アレヴァ傘下の企業。
1976年設立で、30ヶ国以上で営業活動を行っており、従業員総数は19,000人程度。
ノルマンディーのコタンタン半島西岸に存在するラ・アーグ再処理工場では、核燃料の再処理及び放射性廃棄物の最終処理が行われている。
コジェマはニジェール、カナダ、オーストラリア、カザフスタンにウラン採掘施設を所有している。
フランスにおける最後の採掘場であったLa Société des Mines de Jouacは2001年に閉鎖された。
日本の電力会社とも契約しており、日本の核燃料の処理にも関わっている。
如何でしたか?
ウラン濃縮においても、ロシアとフランスが強いようですね。
こう見てみると、様々な国と取引をしている会社であることが分かりますね。
最後までお読み頂き有難う御座いました!