こんにちは!
今日は、世界のウラン採掘・生産会社の市場シェアベスト3について紹介したいと思います!
世界のウラン採掘・生産会社の市場シェアベスト3とは、
1位:カザトムプロム(カザフスタン)
2位:オラノ(フランス)
3位:ARMZ ウラニウム・ホールディング(ロシア)
の3つです。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
カザトムプロム
ウラン関連分野や原子力燃料サイクル事業、ベリリウム、タンタル、ニオブの生産、発電等を運営している。
1997年に設置され、本社はカザフスタンのアスタナに所在する。
社長はウラジミル・シュコリニクであったが、近年ヌルスルタン・ナザルバエフ大統領が発表した政府の再編で、シュコリニクが新たに発足するエネルギー省の大臣に任命される為、後任社長にはヌルラン・カパロフが就くとしている。
2006年カザフスタンは5,279tのウラニウムを生産しており、このうち3,010tはカザトムプロムによって生産されている。
また、ロシアのテクスナブエクスポルトやフランスのアレバ、カナダのカメコ、日本の東芝等との合弁事業でカザフスタン側の代表企業となっている。
2010年までに15,000tの生産を目標としている。
オラノ
オラノとは、フランスの核燃料サイクル企業である。
パリ近郊のクールブヴォアに本社を置く、世界最大の原子力産業会社で、傘下に複数の原子力産業企業を有していたアレヴァの再編によって誕生した。
フランスの原子力政策はフランス原子力庁(CEA)が主導し、民間企業のフラマトムが原子炉プラントの製造を、CEA子会社のコジェマが核燃料製造を担当する分業体制にあり、フラマトムはフランス電力(EDF, 旧フランス電力公社)から原子炉プラントの発注を独占してきた。
青森県六ヶ所村にある日本原燃の核燃料サイクル施設に、同社の技術が使われている。
三菱重工業のアレヴァへの資本参加が計画されていたが、フランス政府が難色を示した為、交渉は一時凍結された。
再編時に一部のオラノの株式を日本企業が保有した。
東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所の事故で、一連の作業によって生じた高濃度汚染水を浄化する設備を、アメリカのキュリオン社とともに提供することになった。
ARMZ ウラニウム・ホールディング
ARMZ ウラニウム・ホールディングとは、ロシアのウラン採掘企業であり、ロスアトム傘下のアトムエネルゴプロムの子会社である。
前身であるアトムレドメトゾロトは1992年に設立された。
2008年にロスアトム子会社がロシア国内や他国に保有するウラン鉱山及び関連資産を買い受けて、ARMZ ウラニウム・ホールディングとなった。
ARMZ ウラニウム・ホールディングはロシアとカザフスタンでウランの採掘を行っており、アルメニア、ナミビア、カナダの新鉱山にも関与している。
2009年6月にはカナダのウラン採掘企業ウラニウム・ワンから発行済み株式総数の16.6%にあたる新株割り当てを受け、代わりにカザトムプロムと合弁で開発していたカラタウ鉱山の権益の50%を9,000万ドルで売却することを発表した。
2013年1月にはウラニウム・ワンへの出資比率を100%に引き上げて完全子会社にすることに合意した。
同年12月にはロスアトムの内部組織改正によってウラニウム・ワンはロスアトムの完全所有間接子会社となった。
2010年12月にはオーストラリアのマントラ・リソーシズを11億5千万ドルで買収し、タンザニアの鉱山権益を取得した。
如何でしたか?
ウランは、原子力発電において必要不可欠な資源ですね。
資源が豊富なカザフスタンとロシア、原子力発電に積極的なフランスの企業が上位を占めていますね。
最後までお読み頂き有難う御座いました!