こんにちは!
今日は、世界の送電事業会社(TSO)の市場シェアベスト3について紹介したいと思います!
世界の送電事業会社(TSO)の市場シェアベスト3とは、
1位:国家電網(中国)
2位:ナショナル・グリッド(イギリス)
3位:テネット(オランダ)
の3つです。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
国家電網
国家電網とは、中華人民共和国国営の電力配送会社である。
ステートグリッドとも呼ばれる。
中国の中央政府が直接管掌する中央企業である。
世界最大の電力会社であり、太陽光発電や風力発電といった新エネルギーの設備容量も世界一である。
2018年のフォーチュンの世界企業500社売上高番付で2位になっている。
AI等、先端技術へのR&D投資に旺盛な企業でもあり、2017年時点で特許取得件数はファーウェイを超えて中国で1位である。
中国南部への配送を司る華南電網公司と共に、中国全土へ送電・変電・配電をしている。
以前の国家電力公司が電力機構の「発送分離」で2002年に生まれた会社で、別の5大発電会社である大唐(中国大唐集団公司)・中電投(中国電力投資集団公司)・国電(中国国電集団公司)・華電(中国華電集団公司)・華能(中国華能集団公司)が発電する電力の送電のみを行う。
5つの子会社があり、華北電網公司、東北電網公司、華東電網公司、華中電網公司、華南電網公司である。
三峡ダムも華中電網公司が担当する地域にあり、「西電東送」の主要役割を担う。
イタリアのCDP Reti、ポルトガルのREN、ギリシャのADMIE、ブラジルのCPFLエネルジア等、海外企業の株式の買収して大陸間の送電網を計画し、更に世界規模の送電網「グローバル・エネルギー・インターコネクション(GEI)」を提唱しており、日本との関係では北東アジアの送電網構想「アジアスーパーグリッド(ASG)」はこれを補完するものとされる。
また、電気自動車(EV)の急速充電器の共同開発を提案し、中国電力企業連合会と日本のCHAdeMO協議会で規格統一が合意された。
ナショナル・グリッド
ナショナル・グリッドとは、イギリス・ロンドンに本拠を置く、送電及びガス供給事業者。
イングランド・ウェールズとアメリカ合衆国北東部を事業対象とする。
ロンドン証券取引所とニューヨーク証券取引所に上場している。
イギリスでは、地上及び地下埋設合計で9,000km以上の送電網及び7,000km以上のガスパイプラインを保持しており、アメリカでは、ニューヨーク州、マサチューセッツ州、ロードアイランド州で14,000km以上の送電網及び57,000km以上のガスパイプラインを保持、買収企業をリブランド化の上、事業を行っている。
アメリカ事業の拠点は、マサチューセッツ州のウォルサムに置かれている。
売上としては、アメリカがイギリスの2倍以上となっている。
テネット
テネットとは、オランダとドイツの大部分にある送電システムオペレーターです。
テネットは、アーネムに本社を置くオランダの国家送電システム事業者です。
オランダ政府が管理及び所有し、オランダ全土の380及び220kV高電圧グリッドの運用と近隣諸国との相互接続を監督する責任があります。
更に、南ホラント州の150kVグリッドを担当しています。
ドイツでは、その子会社TenneT TSO GmbHは、4つの送電システム事業者の1つです。
以前はトランスパワーと呼ばれていましたが、2010年に引き継がれ、改名されました。
2006年現在、150kV以上で3,286kmのラインとケーブルを運用し、51の高電圧変電所に接続しています。
2006年のピーク需要は14,846MWでした。
唯一の株主はオランダ財務省です。
如何でしたか?
中国の国家電網は、送電事業以外に様々な事業に取り組んでいるようですね。
電気は今後も必要不可欠なエネルギーになると思うので、送電事業は引き続き伸びていきそうですね。
最後までお読み頂き有難う御座いました!