こんにちは!
今日は、三賞について紹介したいと思います!
三賞とは、大相撲の本場所において、成績優秀な関脇以下の幕内力士に送られる3種類の賞の総称です。
三賞に選ばれたのは、
殊勲賞
敢闘賞
技能賞
の3つです。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
殊勲賞
殊勲賞とは、横綱・大関から白星を挙げた力士や優勝に関わる白星を挙げた力士に与えられる。
仮に優勝した力士が14勝1敗の成績だったとすると、優勝力士に唯一の土を付けた力士が評価されて受賞対象となることもある。
例として、2008年5月場所で大関・琴欧洲が14勝1敗で初優勝を果たしたが、その琴欧洲に唯一の黒星を付けた安美錦が殊勲賞を受賞している。
2009年から2013年頃にかけては朝青龍・白鵬と強い横綱の活躍が続いていたことから金星を獲得できる力士が少ないこと、金星を得ることができても勝ち越しを収められるまでには至らないこと、横綱と大関との力の差が開いて大関に勝った星の価値が下がっていること等から、該当者無しの場所が多くなっていた。
2009年は史上初めて年6場所通じて該当者が出なかった。
また、関脇以下の力士が優勝した場合にも受賞することがある。
敢闘賞
敢闘賞とは、敢闘精神旺盛な力士に与えられる。
「敢闘精神」の定義は広く解釈されていて、殊勲賞にも、技能賞にも該当させにくい好成績を挙げた力士(例えば関脇以下での優勝や優勝同点、そうでなくても最終盤まで優勝争いに絡んだ場合)、新進力士やベテラン力士に対する奨励の意味で与えられることもある。
三賞の中でも最も幅広く受賞者が出ていて、2000年1月場所から7月場所まで実に4場所連続で複数人受賞者が出る状況にあった。
技能賞
技能賞とは、技能が特に優秀な力士に与えられる。
決まり手の数が豊富な力士や奇手を繰り出す力士が受賞する傾向が強く、この賞を与えられることは、幕内で個性派として認められる証だとされる。
その為、同じ力士が何度も受賞する場合が多い。
一方で、寄り、押し、立ち合い等の基本の型に忠実である力士に与えられることもあり、がぶり一辺倒の取り口で知られた荒勢はただ1回とは言え「がぶりも技術の一つである」と一芸が認められる形で1977年9月場所に技能賞を獲得している。
その一方で、「潜航艇」と呼ばれた岩風や、サーカス相撲で知られた栃赤城は、三役に定着する実力を持ち充分個性派として土俵を湧かせた力士でありながら一度も受賞していない。
2013年1月場所から2016年3月場所にかけて受賞が極端に少なくなっており、この間の20場所で僅か5度(4人)のみであった。
2021年1月場所は、3人の候補者が挙げられ、いずれも千秋楽の勝利が条件とされていたが3人とも勝利したことにより、史上初となる1場所で3人同時受賞となった。
如何でしたか?
相撲が好きな人にとっては、千秋楽の楽しみの1つでもありますね。
1人の力士が複数の賞を獲得することもありますね。
最後までお読み頂き有難う御座いました!