こんにちは!
今日は、日本三大奇書(探偵小説)について紹介したいと思います!
日本三大奇書(探偵小説)に選ばれたのは、
虚無への供物
の3つです。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
黒死館殺人事件とは、小栗虫太郎の長編推理小説(1934年)。
黒死館という妖異耽美の城館と、そこに住む奇怪な住人達。
そこで発生した連続殺人事件を捜査する刑事弁護士法水麟太郎。
一見バン・ダイン風の本格推理小説で、オカルティズム、魔術、神秘学等のペダントリーに粉飾された内容は読者の度肝を抜くのに十分な迫力がある。
ここに展開されるのはファウスト博士の四大呪文に象徴される超論理的な中世の黒魔術の世界である。
論理性と合理性が要求される推理小説に、敢えて論理的詐術を持ち込んだこの作品は、日本が生んだ数少ない奇書の1つ。
ドグラ・マグラとは、夢野久作の、狂気と殺人を主題にした長編幻想小説。
1935年(昭和10年)、春秋社刊。
狂人の独白を多用したプロットは錯綜してやや難解のきらいがあるが、主人公は記憶喪失者であり、精神病棟の中で自分が何者であるかを必死になって模索する。
やがて『ドグラ・マグラ』という標題の原稿を見つけて、それを読み進むうちに、自分が母親や許婚者を殺した狂人であり、しかも自分を殺人狂にしたのは精神病理学の正木教授の非人道的実験材料にされた結果であることを知る。
しかし、狂人が真犯人を発見しても、現実と幻想の境目が無いので真相は永遠に謎に包まれたままである。
不条理の世界をグロテスクに描いて、戦前の日本では実にユニークなファンタジーである。
虚無への供物
虚無への供物とは、中井英夫が塔晶夫の名で発表した長編推理小説。
1964年(昭和39年)刊。
2つの連続密室殺人事件が発生し、それを関係者たちがそれぞれ4つの解釈を施し、8種類のトリックを推理するという構成で、フィルポッツ、バン・ダイン、ノックス、クリスティ、ディクスン・カー、小栗虫太郎等のトリックが縦横に引用されて推理趣味と洒落に溢れている。
読む側が内外の推理小説に通じていれば、それだけ更に面白く読める作品で、作者自身はアンチ・ミステリー、反推理小説と呼んでいる。
本格推理小説を逆手に取ったユニークなパロディー。
題名はバレリーの詩から取られている。
如何でしたか?
私は、1つも知りませんでした。
推理作家では、江戸川乱歩や西村京太郎などは知っていますが、まだまだ知らない人物が沢山いるので、勉強していきたいと思います!
最後までお読み頂き有難う御座いました!