こんにちは!
今日は、日本三大史論について紹介したいと思います!
日本三大史論に選ばれたのは、
愚管抄(ぐかんしょう)
神皇正統記(じんのうしょうとうき)
読史余論(とくしよろん)
の3つです。
それぞれ簡単に紹介したいと思います!
7巻。
慈円著。
承久2年(1220年)に成立。
承久の乱後、貞応1年(1222年)の書き継ぎがある。
道理を持って歴史の展開を論述した日本最初の史論書。
巻1、2は和漢の皇帝年代記、巻3~6は神武天皇から順徳天皇までの歴史の大要を説き、歴史を導く道理を明らかにする。
巻7は結論で、過去の反省により現在を批判し、未来の展望を述べる。
雅語、俗語を自由に駆使した和漢混交文で平易に説かれており、文体、用語等も注目すべき物。
『国史大系』所収。
北畠親房著。
2巻本とも3巻本とも言うが、延元4年=暦応2年(1339年)、常陸国小田城の戦陣で執筆され、興国4年=康永2年(1343年)、常陸国関城で修訂された。
日本の神国としての成立から後村上天皇までの事跡を天皇の系譜を辿りつつ述べた物で、三種の神器を正直、慈悲、知恵に対応させ、天照大神の加護と為政原理を現すものと説き、建国の由来やその神聖さによって南朝の正統性を主張した。
その史観は後世に大きな影響を与えた。
読史余論
読史余論とは、江戸時代中期の史論書。
新井白石著。
3巻。
正徳2年(1712年)に成立。
6代将軍徳川家宣に進講した際の日本歴史の草稿。
文徳天皇に始まり、豊臣秀吉の天下統一までを 14段階に分け、武家政権の成立、発展の過程を明らかにし、武家政治の擁護と江戸幕府の正統性を主張しようとした。
如何でしたか?
どれも、日本史で登場する作品ですね。
慈円、北畠親房、荒井白石と全員覚えなければいけない人物ですね。
最後までお読み頂き有難う御座いました!