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世界三大感染症って何?

 

 

 

こんにちは!

 

 

今日は、世界三大感染症について紹介したいと思います!

 

世界三大感染症に選ばれたのは、

後天性免疫不全症候群エイズ

結核

マラリア

の3つです。

 

それぞれ簡単に紹介したいと思います!

 

 

後天性免疫不全症候群

 

 

後天性免疫不全症候群とは、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)がヒトに感染して起こす慢性疾患。

細胞性免疫を司るリンパ球の1つヘルパーT細胞が減少して免疫システムが破壊される為、健康体なら抑制できる感染症日和見感染症)や悪性腫瘍が現れ、治療をしなければそのまま死に至る。

近年、多剤併用療法が開発され免疫不全状態にならないような治療が発達してきた。

1981年にアメリカのロサンゼルスで男性同性愛者等が発病しているのが報告されて以来、症例は世界中に拡大している。

HIVは感染者の血液、精液、母乳、膣分泌液等の体液に存在し、性行為、輸血、注射針の連続使用、授乳等ら直接体液に濃厚に接触する場合が感染経路となり得る。

通常の身体接触による感染やくしゃみ、咳による空気感染は無い。

また唾液や涙等の体液を通じて感染するという証拠も無い。

感染から発症までの潜伏期間は長く、10年前後であるが5歳以下、60歳以上ではもっと短い。

潜伏期間中にも、HIVリンパ系の組織で活発に増殖している。

HIVに感染したばかりの時期には、大抵の感染者は健康な人と変わりなく見える。

しかしインフルエンザ様の発熱と関節痛を主徴とする急性症状期、無症状のキャリア期を経て数年以内に、エイズ関連症候群ARCと呼ばれる症状が出てくる。

断続的或いは持続的発熱、疲労、虚弱、下痢、倦怠感、体重減少、リンパ球の一種であるヘルパーT細胞の異常な減少、首、腋下、鼠蹊部のリンパ節の腫れ等が徴候として認められる。

また、口腔カンジダ症、帯状疱疹、汗疱状白癬 (水虫)、毛状白斑症等の比較的軽い良性皮膚感染症もARCに含まれる。

一般に、ヘルパーT細胞の正常値は血液 1m㎥あたり成人で約1000個であるが、これが200個以下になるとARCの状態となり、より深刻な症候群へと進んでいく。

50個を切るあたりから全身の免疫不全状態となり、臨床的エイズになると言われる。

免疫系が衰えるにつれて、患者は再発性或いは慢性の日和見感染症を発症するようになる。

この感染症はさまざまな微生物(バクテリア、ウイルス、菌類、原生動物)によって引き起こされるが、通常は抗生物質で治療できる。

しかし、エイズ患者は次から次へと新しい感染症にかかり、やがて死に至る。

これらの感染症で最も多いのは、カリニ原虫によるカリニ肺炎で、それに次いで日本ではカンジダ症が多い。

アメリカでは異型結核感染症、アフリカでは性器ヘルペス症、クリプトコッカス髄膜炎トキソプラズマ症、サイトメガロウイルス等が多い。

男性同性愛者の場合では、カポジ肉腫等の腫瘍の発症率が高まる。

エイズ患者ではこうした疾病は致命的で、消耗性の症候群にも苦しめられ、痩せ衰えていく。

このためアフリカでは、エイズは「スリム」と呼ばれている。

HIV感染の検査は、通常血清中のHIV抗体の有無によって判定される。

しかし感染直後(2ヶ月程度)では陰性と判断される場合もあり、注意が必要である。

また1種類の検査では信頼性が低いので、酵素抗体法ELISAや粒子凝集法PAというスクリーニング法、及びより精度の高い間接蛍光抗体法 IFAとウェスタン・ブロット法WBという確認法の2本立てで確認する。

治療は、抗HIV薬によるHIVの抑制と日和見感染症に対する化学療法が中心となる。

HIVの複製を阻止したり遅らせたりする薬剤は、レトロウイルス特有の逆転写酵素の働きを抑制する逆転写酵素阻害剤とウイルス構成蛋白の熟成を阻害するプロテアーゼ阻害剤の2種が現在開発されている。

前者にはジドブジンZDV、アジドチミジンAZT、ジダノシンddI、ラミブジン3TC、ネビラピンNVP、エファビレンツEFV等、後者にはインジナビルIDV、ネルフィナビルNFV、リトナビルRTV等がある。

作用機序の違うこれらの薬剤をいくつも組み合わせて使う多剤併用療法(HAART療法)を最大限、長期に渡り行い、血中のHIV量を検出限界以下に抑え続けることにより、エイズ症状の発症は抑えられ、1990年代中頃以前に比べ予後は大きく改善されている。

しかし、この療法の問題点は、HIVを完全に排除することは不可能で、薬剤に耐性を持つウイルスが突然変異で生まれやすいことがある。

実際の治療では、ウイルスの遺伝子型における薬剤耐性の特徴等を調べながら薬剤を選択する等の努力が必要である。

遺伝子による治療やワクチンの開発が試みられているが、まだ展望はない。

また、HIVに感染しながら10年以上もエイズを発症しない感染者の存在が明らかになり、彼らを調べることで新しい治療法が発見されるのではと期待されている。

エイズは、性行為におけるコンドーム装着等で流行を食い止めることができる病気なので、エイズに関する知識を世界的に広めることが重要である。

 

 

 

 

 

結核

 

 

結核とは、結核菌の感染症

エジプトのミイラにも結核の跡が発見されていることから、有史以来の人間の難病の1つであったと考えられる。

結核菌は殆ど凡ゆる臓器を侵すが、飛沫感染によって呼吸器に侵入することが殆どで、肺結核が最も多い。

急激に発病して全身症状を示す粟粒結核症のような例もあるが、普通は緩慢な経過を辿り、微熱、寝汗、衰弱、咳嗽等の比較的軽微な症状を示し、時としてはそれさえ欠く、独特な慢性病の型をとることが多い。

公衆衛生の進歩と集団検診や結核予防法の制定、ストレプトマイシン等、各種の抗結核剤の発見、生活水準の向上等によって、1950年以降、若年の発病や死亡率は激減したが、1997年から免疫力が低下した高齢者の発症を中心に増加に転じている。

またエイズ感染による免疫力の低下の為、発展途上国等で増加傾向が見られる。

 

 

 

 

 

マラリア

 

 

マラリアとは、マラリア原虫の寄生によって起こる病気。

ハマダラカの刺咬によってヒトからヒトに伝播する。

感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律で4類感染症と定義される。

悪寒、戦慄を伴う40℃前後の発熱が特徴で、熱型によって、三日熱、四日熱、熱帯熱に分けられる。

普通はカに刺されてから10~14日の潜伏期を経て発病する。

3~6時間後発汗とともに下熱し、以後3日或いは4日目毎に発熱を繰り返すが、熱帯熱の場合は不定型であり、また慢性化すると一般に熱型は不定になる。

キニーネが長い間特効薬とされ、次いでアテブリン、プラスモヒンが開発され、第2次世界大戦後はリン酸クロロキンが使用されている。

古くから人類を悩ました感染症で、熱帯では現在でも流行している。

 

 

 

 

 

如何でしたか?

 

現在は、新型コロナウイルスの流行により、行動が制限されていますが、人間は昔から感染症と戦ってきたことが分かります。

外出自粛の中、必要不可欠な仕事として働いている人に対しては、感謝してもしきれません。

私も不要不急の外出自粛を続けていきたいと思います。

 

 

最後までお読み頂き有難う御座いました!